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産後リカバリーヨーガ embrace  <東京都調布市・世田谷区>

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2008.10.03
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カテゴリ:たしなみ
 たしなみ教室へ。
 先生が語りかける言葉は,
小学生(それも高学年)の子を持つ身としては、
かなりががが~ん!!!←冷や汗&脂汗付き
と心がきゅうきゅう鳴くような時間でもある。

 それから,ひとと生きてゆくための心の在り方,
自分の感謝だとか尊敬だとかこうして出会えることのできるよろこびを
表現するための所作と言葉遣いに触れて,
きゅうきゅう泣いていた心の容量が広く深く温かみを増しながら,
うつくしさをぐんぐんと吸収してゆくのだ。

 それはとても幸福な瞬間だ。

 うつくしい型として表現することは,
何よりも自分自身の心が楽になるの,と先生。

 お教室の後でいただいたパンフレットにこんな言葉が。

 「不作法を卒業しませんか」
 「堅苦しい挨拶はニガテだから。
  気取ってたり格好をつけるのはイヤだから。
  こんな思いで敬遠して
  気楽は礼儀知らずのはじまりです」

 正直,こんな言葉に素直に頷ける自分がいるなんて。
 いやいや,自分の変化がとても愉快。

 一緒に先生との時間を共有している方たちはみんな,
自分の心がどんどんみずみずしくなってゆくのを嬉しく感じているんじゃないかな。

 その気持ちでお教室中が満たされて,
わたしたちはみなやわらかくなってゆく。
 女性として生まれたことに,なんだろう,とても感謝できるのだ。

 「生まれっぱなしにしなさるな」との先生の言葉が響く。
 はじめはみんな動物なのだから。
 母の手と心をかけて,人間にしてゆく。
 動物のまま育ってしまった子は,
おとなしい子や自分よりもちからの弱い子を「エサ」にして虐めるのだ。
 そうせずには生き残れない,という動物の本能によって。
 「生みっぱなしにしなさるな」
 あぁ,きっとまだ間に合う,と心に思う。

 「寛容」と「峻厳」という言葉をいただく。

 「きわめて優しい」
 「きわめて厳しい」という意。

 他の誰も示せない厳しさと優しさを見せられる、それが親なのだと。
 世間も誰も助けない,許さないという状況にあっても,
母だけは子を見捨ててはならないのだと。
 心にずっと抱きしめているひと,それが,母。
 その心は「寛容」なのだと。

 だからこそ,日常から真剣に接しなくてはならない。
 ともだち親子,はやはり違うのだ。

 食卓で出る食べ物ひとつとっても,
「あなたのためにこの魚は死んでくれたの。
 あなたがこれを食べて丈夫なからだになって,
 誰かを助けたり,よろこびを分かち合ったりするために」

 だからいただきます,という気持ちが生まれるのだと。

 うつくしい気持ちというものには限りがないのだと感じるわたしの心が,
静やかで、やわらかく吹く風のまま揺られて在る。

 おそらく,参加されている方も,感じているのだと思う。
 わたしたちはどんどんやわらかく,静かに微笑む。

 心を矯正する,
というよりも,どうしようもなく求めていたものに巡りあい,
うつくしい泉のお水をすくって「わたし」というものを潤す。
 ずいぶんと乾燥していたのだと,気づく。
 ついこの前まで、わたしも生まれっぱなしだったのだと。
 そのお水のエネルギーそのものになってゆく快感が
それはそれはみずみずしいのだから。

 少しずつ,わたしの中にもあった、
ひととしての心の明かりが灯り,あたたかくなる。
 そのひかりを家族と大切なひとへ手向ける。
 それは言葉に尽くせないほどのよろこびだ。
 それが,母だ。





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最終更新日  2008.11.08 04:55:53
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