触れ合う時間
お世話になっている会計事務所の先生方が監査に来られた。いつも事業に関してだけでなく、様々な話を聞いてもらい、アドバイスを頂いている。夫にとって最強のブレーンである先生方。今日は途中で子供たちが託児先から帰宅、絵本を読んでもらったり、抱っこしてもらったり・・・先生方も小さなお子さんがいらっしゃるので子供の扱いは慣れたもの!我が家の子供たちもすっかり懐いてしまい、離れない(苦笑)そんな中、「ご自宅でもお子さんに、絵本など読んであげられているんですか?」と私が質問。(とても上手に読み聞かせをされていたので)「読んでますよ~。毎日2~3冊くらいですかね!」「僕も見せてますね、電車の絵本とか。」チラリ。夫の顔を覗いてみた。夫は何かに気付いた様子。「そう言えば、俺は子供たちに絵本なんか読んだことないな。」・・・と、思ってくれたのではないかと推測。そして更に、「父親として子供たちと触れ合う時間、あんまりなかったかな・・・。」と思ったのではないか。朝は子供たちが寝ている時間から、夜は子供たちが就寝する時間まで仕事をしている夫は日々成長する子供たちの表情になかなか気付かない。整骨院の施術時間が終わってもカルテ業務は残っているし少しでも時間が出来れば、自分のメンテナンスやリフレッシュも必要。更にここ最近は、仕事でもプライベートでも色々なことがあったので週末や、午後が休診日の日であっても子供たちと触れ合う時間がほとんど取れていなかった。先程、子供たちの就寝時間が過ぎ「そろそろ寝なさいよー。」と声を掛けようかと洗い物の手を止め、ソファに目をやった。そこには子供たちに挟まれ、慣れない調子で夫が絵本を読み聞かせている。「違うよ、お馬さんだよ!」子供たちに野次られながら、額には汗が滲んでいた(笑)ふ~~~ん。今日は特別夜更かしを許可しようか。子供たちは嬉しそうだった。調子に乗られて、何度も「もう一回!」とせがまれていた。暫くして子供たちが寝付いた後、リビングの床に倒れこむ夫。これは、アロママッサージをねだっているのだ(苦笑)ちゃっかりバスタオルなんかも用意して・・・。普段はこのアピールに私はウンザリするのだが今日は快く(?)了承。適当にオイルをブレンドし、またサロンの時間外施術を開始。また少し痩せた、夫の背中に手の平を当てる。ほんの数分で彼は眠りに落ちた。彼の体重はこの1~2年で10kg近く減っていた。決して体格はもともと良い方ではなかったがこんな体で開院から4年間、よく頑張っていると思う。この人が倒れたら。彼に触れた手から、そんな不安が伝わらないようすぐにその思いをかき消した。もうチョット、夫に優しくしてあげよう。