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2024.09.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類

​​​〇​​​かぐや姫がいよいよ天に昇ろうとする時、その
置き土
産として残したのが「不死の薬」で、

かぐや姫自身も壺の液体をひと舐めしています。

お世話になったお爺さん、お婆さんにも舐めさせ
てあげ
れば良いのに、天人の命令で止む無く帝に薬を渡し
ています。


京楽真帆子さんの説明をお借りすると、<帝(天
皇)と
「不死の薬」というと、

史料に出てくる薬が思い起こされます。それは淳
和天皇
(768~840)や仁明天皇(810~850)が服
された「金液丹」
です。

これはヒ素や水銀を含むもので、現代人の感覚で
は劇薬
です。が、当時は、不老不死をもたらす仙
薬だと考えら
れていました。

体の弱かった仁明は、淳和に勧められて飲み始め
られた、と
いいます。>

医者の制止を振り切ってでも淳和帝は服用され、
病気を
平癒されましたが、その副作用に苦しまれ
たとも。


淳和帝、仁明帝ともに長生きではありませんでし
たので、

「金液丹」は不老不死の妙薬ではなかったのでは
と思わ
れます。

 はて扨て、かぐや姫の残した「不死の薬」は燃
やされてしま
ったようです。嗚呼、勿体な~。     

(参考文献・京都新聞掲載の京楽真帆子のエッセ
ー「竹
取物語の世界」)       





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Last updated  2024.09.14 08:24:16
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