香港・通菜街の熱帯魚屋ストリート ~お店編~
先日の香港熱帯魚屋ストリートのアクセス編に続き、お店編です。熱帯魚ストリートは通菜街の通りの両側300メーターぐらい断続的に熱帯魚ショップが並んでいます。大半のお店は11時ぐらいから開き始め、22時ごろには半分ぐらい閉まります。ベストタイムは午後ですが、夕方はかなり混みあいます。中には工具屋だったり、レストランだったり熱帯魚屋以外のお店もありますが、そのほとんどが熱帯魚屋です。まずは拡大図から地図の北側太子道西(プリンスエドワードロードウェスト)から南側の旺角道(モンコックロード)までの間の通菜街(トンチョイガイ)が熱帯魚屋ストリートです。 香港は土地が狭いため、ほとんどのショップが雑居ビルの1階にあり(一部2階にあるショップもあり。)、お店は大中小さまざまです。お店は、・店は小さい袋詰め店・なんでも売ってる大型店・なんでも売ってる中型店・専門店に分かれ、専門店は・海水魚系・ディスカス系・アロワナ系・水草系などに分かれます。まずは店は小さい袋詰め店このスタイルのお店が香港では一番多いです。 袋詰め店の特徴として、小さいお店が多く、ほとんど店頭で袋詰めで売られています。カラシンからフラワーホーンまで袋詰めされています。こちらはグッピーなど養殖モノ中心のお店です。11時ごろの開店時間に行くと、店員さんがひたすら袋詰めしている姿を目にします。ネオンテトラは28ドル(400円ぐらい)香港自体が物価が高いため、熱帯魚の値段もそんなに安くありません。 老若男女、お客さんはさまざまです。 次に大型店です。この水族世界香港有限公司(AQUA WORLD H.K)が今回行った中では一番の大型店です。上の地図だと青丸のあたりです。特にすごかったのが金魚と海水魚です。フルサイズの金魚の水槽がズラリと並び、海水の特に無脊椎類の取扱量が尋常じゃなかったです。例えば、海水のスターポリプだけでもホワイトとグリーンのそれぞれS・M・Lとサイズ別に3個ずつ合計20個ぐらい並んでいるぐらいの品揃えです。わたしが知る限り、無脊椎の生体の品揃えは世界一ではないかと思いました。このお店で器具類の買い物もしてみたのですが、店内を撮影していいか聞いてみたら残念ながらNGでした。ホームページを見てもらえればその規模の大きさがよくわかると思います。また、ADA製品もDo!Aqua製品も含めて大半が揃っておりすごいなぁと思ってあとで調べてみたらこのお店はADAの香港総代理店でした。淡水の熱帯魚だとアピストの品揃えが良かったです。このお店はぜ行ってみてください。見学する分にはかなりオススメです。このお店で怪しい日本語のハサミ(22ドル=約300円)とピンセット(35ドル=約500円)を買ってみました。 次に中型店店頭では袋詰め、店内では日本のショップのように水槽で売られているお店もあります。水草も袋詰め。ここで水草を購入しました。 コリドラスは中国語で「鼠」です。ただ、値札の何鼠が何コリなのかさっぱりわかりません。汗 こんな感じでポット入りの水草を並べて売っているお店も。 流木も売ってました。100ドル(1500円)はちと高いかな。 最後に専門店です。アロワナ専門店の前に停まっていたアロワナカー 水草専門店です。こちらはADA世界水草レイアウトコンテスト2008年グランプリの水草専門店です。上の地図の緑丸のあたりです。このお店では2008年グランプリの方とお話ができました。親切に接してもらえてとてもうれしかったです。2008グランプリ作品が展示されています。 こちらも水草は袋詰めで売られていました。 香港のお店はスペースの関係からかあまり器具が置いてないのですが、このお店は水草向けの器具がいろいろと置いてました。これは何かと思ったら油膜取りだそうです。 こんな感じで使うそうです。一瞬買ってみようかなと思いましたが、留守中に空気吸い込んでフィルターが止まりそうなのでやめときました。 ADAパチモンガラス製品。多少安いですが、ホンモノと見比べるとやっぱり見劣りしますね。パレングラスのパチモン。このへんは安い(35ドル=500円)ので買っても良かったかも。 スピコンなどのCO2配管パーツも比較的安いですね。 こちらは2007年グランプリの方のお店 水木林森水木しげるのお店じゃありません。(笑)数坪のかなり小さなお店です。地図の赤丸のあたりです。こらちのお店にも2007年グランプリ作品が展示されていました。2007年グランプリの方(スキンヘッドの人)ともお話をしてみたかったのですが、お店の奥でいそがしそうにしていたのと、見張り?のおばちゃんがちと怖かったので話せずじまいでした。 以上、熱帯魚好きな方なら半日は時間が潰せる充実ぶりです。タイのウィークエンドマーケットの熱帯魚にも行きましたが、タイと香港どちらも勝るとも劣らずまさに世界の熱帯魚屋2トップです。タイと香港を比較しますと・・・規模 タイ=香港 ほぼ互角か タイの方が若干広いかも。アクセス タイ=香港 どちらも地下鉄でアクセス可能です。熱帯魚 タイ<香港 種類的には香港の方が豊富です。海水魚 タイ<香港 タイも比較的海水の品揃えはいいですが、香港の方が豊富です。水草 タイ<香港 タイも一通り水草は売られていますが、香港の方が豊富です。器具 タイ>香港 香港は土地が狭いためか器具はあまり店頭にありません。アクセサリ タイ>香港 流木や岩などのアクセサリ類もタイの方が充実しています。 値段 タイ>香港 香港は物価が日本並に高いのでタイの方が圧倒的に安いです。英語 タイ<香港 香港の方が英語を喋れる人が多いですが、喋れない人も意外といます。歩きやすさ タイ>香港 どちらもものすごい人出ですが、若干タイの方が歩きやすいかも。という具合にどちらも一長一短はありますね。わたしのように器具好きならタイ。マニアックな熱帯魚や水草が好きなら香港といったところでしょうか。どちらもホント楽しめますので、興味がある方は両方行ってみることをオススメします。次回は香港で購入した熱帯魚や水草を日本に持ち帰れるのかレポートします。