テーマ:TVマイブーム(650)
カテゴリ:昭和恋々
![]() このふたりの人生を息子のビートたけし自身が描いたドラマ『菊次郎とさき』の第3作目が先週の木曜日から始まりました。 2003年、2005年とほぼ同じ顔ぶれ。 舞台は昭和30年頃。 昭和のノスタルジーが色濃く残る、狭い長屋の生活が背景です。 まるで落語の登場人物のように、破天荒な生き様の菊次郎。 異常なまでに教育熱心なさき。 そして貧乏な家族たち。 時にはちゃぶ台が倒され、言いつけを守らない子どもは両親に引っ叩かれるかもしれません。 でもそれをただの暴力と言ったら、北野夫婦に怒られることでしょう。 そこには、今の日本人が忘れかけた“家族の絆”があるのです。 ・・・・・・・・・・ 昭和30年代といえば、私の子ども時代。 私は去年、「純情きらり」と「私の昭和」というタイトルで、昭和な懐かしいものを取り上げてきました。 今回もまた、懐かしいものがいっぱい!!! +++ 第一回目は、◆印半纏(しるしばんてん)◆ 父の日に子どもたちが、菊次郎に感謝する会をもうける。 菊次郎は、張り切って、紋付であらわれる。 がしかし、子どもたちは、 「父ちゃんは、これが一番だよ」と印半纏を着せる。 襟・背・腰回りなどに屋号・氏名などの印を染め抜いた腰丈の半纏。 主に木綿製。 江戸後期から職人の間で用い、また、雇主が使用人や出入りの者 に支給して着用させる。 胸紐がないので、手拭いを帯代わりに結んだりする。 法被(はっぴ)。 印半纏は、ペンキ屋を営む、菊次郎のユニホームのようなもの。 菊次郎をはじめ、このドラマには、職人がよく出てくる。 職人以外にも、母、さきもよく働く。 仕事といってもマネーゲームのような今の社会と違って、 どの人たちもみな額に汗して働く人ばかり。 私の家でも、父は、木綿のズボンと夏でも、木綿の長袖、それに麦わら帽子を被っていた。 あの頃の大人たちは、今の私たちよりも堂々としていた。 それは、働いているという実感がそうさせたのだろか。 菊次郎の印半纏は、働く男の誇りの象徴のように見える。 ![]() ★7月13日*買物今昔:やみかごからレジ袋/「全国アホバカ分布考」/命の重み *UP ・・・・・・・・・・・・・ ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.11 21:06:58
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