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2017.07.08
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カテゴリ:読書
今朝の春:みをつくし料理帖4■

月に三度の『三方よしの日』、つる家では澪と助っ人の又次が作る料理が評判を呼び、繁盛していた。
そんなある日、伊勢屋の美緒に大奥奉公の話が持ち上がり、澪は包丁使いの指南役を任されて―――(第一話『花嫁御寮』)。

戯作者清右衛門が吉原のあさひ太夫を題材に戯作を書くことになった。
少しずつ明らかになってゆくあさひ太夫こと野江の過去とは―――(第二話『友待つ雪』)。

おりょうの旦那伊左三に浮気の疑惑が!? 
つる家の面々を巻き込んだ事の真相とは―――(第三話『寒紅』)。

登龍楼との料理の競い合いを行うこととなったつる家。
澪が生み出す渾身の料理は―――(第四話『今朝の春』)。
全四話を収録した大好評シリーズ第四弾!!

 「今朝の春」とは「年の初めを祝っていうもの」だそうだ。
寒い冬のさなかに訪れる新年■を、初春(はつはる)・新春・迎春などと、「春」をつけて呼ぶ。
それは、明治5年まで用いられていた旧暦においては、立春の前後を年始としていたため、その習慣が残っているからだ。
旧暦においては、雨水(うすい:立春の約15日後。現在の2月19日頃)の直前の朔(さく:新月)の日を元日と定めていた。
よって、昔の元日は、立春の約15日前から約15日後の間の、いずれかの日に訪れた。
旧暦では、新しい年と新しい春が、まさに同時期に訪れていた。

雪うさぎ (澪は、ナンテンの実を葉で雪ウサギを作った。)
「今朝の春」の中でも、
【師走二十八日、立春の朝】というのがある。
今ならば、節分は2月3日と決まっていて、翌日が立春だが、当時は、師走に立春がきたのなら、正月のあいさつに「迎春」という言葉がピッタリくるのだ。
湯とう この本は、言葉の選び方もいいなと思う。
「友待つ雪・・・里の白雪」の章では

**野江との玉響(たまゆら)の再会を取り持ってくれた、あの菊乃だった。**
とある。
玉響(たまゆら)とは

たまゆら(玉響)は、勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のこと。
転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」(瞬間)、あるいは「かすか」を意味する古語。

だという。
美しい言葉だ。
NHK土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」
八朔の雪:みおつくし料理帖
花散らしの雨・みおつくし料理2
想い雲みをつくし料理帖3■   
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Last updated  2017.07.08 09:00:40
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maki5417@ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 香炉峰の雪 雪のいと高う降りたるを、例…
天地 はるな@ Re[1]:大河ドラマ「光る君へ」と百人一首(03/04) maki5417さんへ 「源氏物語の女君」私も…

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