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カテゴリ:源氏物語
「ほんに不注意者のする事ですね。それでは修繕させることにましょう。 と、お出掛になります。 「今年こそはもう少し、大人におなりなさいませ。 このように男君がおいでなのですから、奥方らしくしとやかにお振舞いあそばせ。 と、少納言が申し上げます。 姫がお遊びにばかり熱心でいらっしゃいますので、 ところが姫は内心、 『少納言がそう言うからには、私は夫を持ったのだわ。 と、今初めて思い知ります。 いくら幼いとはいえそんなふうにお考えになるのは、 かように子どもじみたご様子が事に触れてはっきりしていらっしゃいますので お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 6, 2017 10:11:01 PM
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