秋の長雨が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私の方は、出勤前の軽い嘔吐感を覚えても、朝のバスで運行遅れを意に介さず限界を超えて客を乗せる事に執着する運転手に腹を立てたりしながらも、電車が遅れても、会社まで走って遅刻せずに済んでしまったりした私の気分は魔夜峰央です。

ええ、パタコランですとも。
分からない人はおいといて下さい。



最近社会や政治ネタに触れてなかったのですが、ちらほらとは見てました。

ブレアの往生際の悪さとか、アメリカはイラクが安定しなくても軍を引くかも知れないとか、アフガンやスーダンは相変わらず。イラクではアメリカが反撃に出たらしく彼らの呼ぶテロリストが百名以上殺されたそうですが、連日派手に車とかが爆発しまくってるくさいです。

そんな国にパトカーを沢山贈ろうとしてる日本政府はまさに空気を読んでるのでしょうね。さすが以心伝心の和の国です。
どうせならテロリストが爆破するのをためらうかも知れないGTRとかNSXとかの新車でも贈ってみて欲しいです。警察官に応募する人の列に突撃するのが最近のトレンドらしいので、日本で使い古しのパトカーに殺されるよりは往生し易いというものでしょう。（宗教が違うか


そんでまぁイチローネタも落ち着いた今日この頃、普通のニュースでも米大統領選に触れる事を増えてきたみたいです。私は帰宅後にぼんやりとWBS(ワールドビジネスサテライト)を眺めてたりする事も時々なのですが、相変わらずこの番組は"日経中毒"。

まぁ製作が当人なので避けようが無いにしろ、考える事はソロバン勘定のみ。良く言って「欲ボケ」。全ての報道基準は「それが自分の得になるか損になるか」

郵政民営化でも、郵パックvs黒猫の構図でしか少なくとも放映してない。本来の目的は、郵貯や簡保資金が国家予算にダイレクトに流入してくる歪んだ構図を正す事なのにね。財投への道は表面的には修正されたらしいけど、実質的な状態は変わっていないらしい。ハガキが郵パックか黒猫のどちらで相手に届こうとどうでもいいことなのに、日経としてはそちらの方が重要な問題らしい。その意味で私は今の日経のCMに出てる人達が哀れに見えるし、それに載せられて「日経始める」人も「日経続ける」人も哀れに思う。


で、話は戻って米大統領選。
はっきり言ってどちらが勝つかは分からないが、残り2回の候補同士のディベートでもケリーが圧勝すれば、トータルでの支持率もおそらく横一列に並ぶだろう。

だが、どちらが勝とうが待ち構えている問題が有る。
10月9日のアフガニスタンの選挙がもう目前に迫っているが、これがまともに行われる事はかなり厳しそうな状況だ(暗いニュースリンク参照の事)。

それから来年1月に予定されているイラクでの総選挙。この後に撤退を予定している国もいくつかあるそうだが、これがこけたらアメリカだけの騒ぎではなくなる。ブッシュ敗北ともなれば小泉政権の危機だし、選挙までこけたら立つ瀬も無くなるだろう。

原油価格高騰は、イラクからの安定した原油供給が断たれれば更に不安材料を増す事になるだろうし、それは経済にもじわじわと影響を与える。最近のはあまりにもあからさまなので、先物でぼろ儲けしてる連中の事を思いつつも電車の吊革に摑まりつつ流されるしかない毎日な訳で。

どっちかっていうと大統領選に出馬表明したフセインがどう扱われるか興味深々なのですが、そんなニュースは日本でまともに取り上げられ続けるわけもなく、アメリカは今日も世界の正義を守る為に忙しい。


そんな世界の潮流の1cm上空で、私はFlashに使う素材をPhotoshopで加工したりしてました。