カテゴリ:小説
何時間で読み終えたでしょう。
家事が終わった午前中にコーヒーとこの本を手にしてから読み終わるまで、ジェットコースターに乗ってたみたいな気がします。はらはら・ドキドキ・きゃーきゃー・・・・家の中は誰もいなくて静かだったはずだけど、心の中は大騒ぎでした。 大詐欺師白鳥の娘“クロチェ”、小者のアウトロー“ヨコケン”、そして慶応大学出身の一流商社に勤めるダメサラリーマン“ヨコゾウ”が10億円のお金を手に入れようとします。もちろん、法に触れず、警察に絶対つかまらない方法で。 このヨコゾウがなんとも言えずいいんですよー!すごいドジで運動オンチで、でもおかしな異才の持ち主で。 度胸があるんだかないんだか、飄々としているのか単に卑屈なだけなのか。伊良部先生に次ぐ、魅力です。 これを映画にしたら、おもしろいだろうなあ! 陳腐なキャッチで言うならば、痛快アクションコメディーはこれを置いて他にないぞ!って感じ。 結末とタイトルがちょっと甘いなと思ったけど、超一級の娯楽小説でした。 ヤクザも悪党も、頭がよくなけりゃやっていけないんだなって、思いました。 私じゃ無理だわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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