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2009.11.17
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カテゴリ:書籍

誇大自己症候群

誇大自己症候群


 完壁を求めすぎる誇大自己症候群の人は、諦めや妥協ができない。

ごく普通の子どもが些細なことから凶悪な事件を起こす――こんな事件が続いている。

精神科医の筆者は、現在の精神科がそういった犯人の病理を捕らえ切れていないことを告白し、「誇大自己症候群」という概念を提唱する。


誇大自己症候群は、幼い万能性や自己愛的な空想に満ちており、もしかすると前頭葉の機能に問題があるかもしれないという。

そして、筆者は警告する。競争社会に晒されている子どもたち、働こうとしない無気力な引きこもりの青年、仕事が辛く抑鬱状態に陥っている会社員――こうした人たちは、多かれ少なかれ、誇大自己症候群の可能性があるという。また、いわゆる「オタク」も誇大自己症候群に分類されるように思う。彼ら/彼女らは、ちょっとしたことで凶悪犯罪に走るかもしれない。


筆者は、「誇大自己症候群を抱えている人がそれを克服する道は、自分のためではなく、人のために生きることの喜びを知ることにある」(242 ページ)と語るが、これはなかなか難しいことである。


■メーカーサイト⇒岡田尊司=著/筑摩書房/2005年09月発行 誇大自己症候群

■販売店は こちら










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最終更新日  2009.11.17 07:23:46
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