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2012.01.05
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カテゴリ:書籍



ジェノサイド

ジェノサイド


 そろそろ次の存在に、この星を譲ってもいい頃だと思うね(409ページより)

著者・編者高野和明=著
出版情報角川書店
出版年月2011年03月発行

創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人の携帯電話に、死んだはずの父からのメールが届く。その不可解なメールをにしたがい、起動しないノートパソコンと手に入れた研人は、古びたアパートに隠されていた実験室にたどりつく。父親が息子に頼んだ実験とは。
一方、傭兵ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、アメリカで極秘の依頼を受ける。今後のジャングル地帯へ乗り込んだ 4 人のチームが見たものは。
そして人間には決して説くことのできない暗号回線を通じて、二人は出会う。

サスペンスミステリーという表現がぴたりと当てはまる作品だ。ジョージ・ブッシュを彷彿とする大統領の命令に逆らい、子どもの命を救うために活躍する傭兵と、冴えない日本人の大学院生という組み合わせ。
作者の高野和明さんは映画監督を志望するだけあり、全編にわたり、映像を意識した筆致になっている。本作品は、第145 回直木三十五賞候補、第2 回山田風太郎賞を受賞。
エピローグで出てくる台詞「もう安心だよ。ここには戦争はないからね。この国の人たちは、もう戦争をしないと決めたんだ」(587 ページ)は、自らの国に対する戒めかもしれない。










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最終更新日  2012.01.05 15:06:05
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