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2012.01.12
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カテゴリ:書籍



生き残る技術

生き残る技術


 考え方を変えれば、ストレスが多い現代社会の人々は、逆にこのような「心」のトレーニングをする豊富な機会に恵まれている。(56ページより)

著者・編者小西浩文=著
出版情報講談社
出版年月2009年12月発行

著者は、日本人最多となる「8000 メートル峰 6 座無酸素登頂」を記録した登山家の小西浩文さん。登山とビジネスは同じで、生き残るためには心の持ち方が大切だと説く。

石川さんはその経験から、「人間は困難がないと成長できない」(16 ページ)という。そして、「自らの成長のため、限界を超えようと決意したら、自分の『欲』を肯定して原動力にすべき」(21 ページ)と説く。このとき、「限界を超えるためには、夢に『執着』するのではなく、夢に『集中』すべき」(22 ページ)ともいう。執着と集中の違いについては、本書を読み進めていくと理解できるようになる。
また、「山において『もう無理だ』などとさっさと諦めてしまえば、間違いなく死んでしまう。同じように、実社会でも変わらない」(39 ページ)。これはよく言われることだ。石川さんは「ここで重要なのは『無理』と『無謀』の見極め。『できない無理』を避けて、『できる無理』に力を注ぐという判断力」(45 ページ)とコメントする。そして、「心のすき」を作らないようにする方法を説明してくれる。

次に「限界を超える組織」作りの説明になる。限界を超える組織とは、たとえば特殊部隊のように「同じ目的と覚悟を持った組織」(104 ページ)と定義する。こうした組織を作るには「人選がすべて」(112 ページ)と述べる。
シビアなことだが、こうした組織には能力のあるものを採用し、ランク付けを行い、場合によっては切り捨てることも必要だという。ビジネスで言えば何らかのプロジェクトチームに相当しよう。OJT ではないのだから当然のことかもしれない。
こうしたチームを率いるリーダーになるには、「常日頃からどんなことにでも『本気』で取り組むように心がける」(173 ページ)必要があるという。そして、「絶対にやってはいけないのが『手を抜く』習慣をつけるということだ」(174 ページ)という。

だがしかし、石川さんも「企業戦士」(106 ページ)という言葉を使っているように、本書に書かれていることを常に実行できるのは「5 パーセント」(157 ページ)のビジネスマンだけだと思う。とてもではないが、手を抜く習慣がついている私にはできない(苦笑)。また、仲間を切り捨てて進んでいけるような冷徹さも持ち合わせていない。
こんな私は、人生の大部分は欲をかくこと無く生活すべきだろう。ただ、人生の 5%くらいは、本書に書かれている本気モードで仕事をしてみた方がいいのかもしれないと感じた次第である。










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最終更新日  2012.01.12 16:31:32
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