今日は、諸般の都合で練習日程が変更になって、朝10時から夕方まで、お昼を挟んで長時間の練習でした。ピアニストが急にキャンセルになったため、他にもコンサートがたくさん詰まっているF氏が急遽弾くことになって、でもF氏は明日３日に都内でコンサートを抱えているため一日抜けなければならない。そのためその分の稽古を繰り上げて今日やってしまい明日３日はオフになったわけです。

正直言って大変疲れました。
何しろこの「月に憑かれたピエロ」は、普段正しい発声のフォームで歌うのとは違うテクニックも用いなければならないわけだし、音域もかなり低いところまであるので、わたしにとっては、得意な作品である反面声への負担も大きい作品なのです。まあ、稽古の際にはそれなりに注意深くコントロールしながら、負担が臨界点に寄りすぎるようであれば声を抜いて調節できるのではありますが、何度も同じところを繰り返したりするとやはり負担が積み重なってきますね。

一時間のお昼休みに、昨日も一緒に食事に行った共演者たちと、ホールの近所の食堂に繰り出しました。そこのお薦めは「冷や汁定食」「貝汁定食」などということで、う～んやっぱり冷や汁にトライかなあ？と思いつつお店にはいると、「本日のサービス品　まぐろ丼」とあります。そういえばまだ生魚食べてないじゃん！というわけで、わたしはまぐろ丼（貝汁付き）を注文。他のふたりは冷や汁定食。
冷や汁のほうが先に出てきたので、一口だけ試食させてもらいました。
・・・なるほど。美味しいんだけど・・・好んで注文するかどうかはわからない、という感じ。まぐろ丼はそれなりに美味しかったです。なんと言っても貝汁（あさりの味噌汁）が旨かった！

午後の稽古を終えホテルに帰ってきて、１Ｆでネット三昧。レスだけつけたら散歩にでも・・・と思っていたのに、結局あちこち覗いてしまって、気がついたらもう、夕飯に行く約束の時刻のちょっと前でした（^_^;）。
今日の晩御飯は、旧友まゆまゆ（宮崎出身）お薦めのチキン南蛮の元祖といわれているお店「おぐら」。本店のほうではなく、瀬頭店のほうが、ホテルから歩いて５分ほどのところにあるのがわかったので、そちらへ行きます。
行ってみると・・・ちょっとギョッとさせられるような、ピカピカネオンサインの光るお店（苦笑）。こ、このセンスはいったい・・・。
（ちなみにこの写真は食後外が暗くなってから撮ったものです）

中に入ってみると、ショッキングオレンジ（という色が存在するのかどうか知らないけど）のソファ、天井には煌々と眩いばかりの蛍光灯、アフリカ系とおぼしき木彫（動物やトーテムポールなど）の置物、そこかしこに飾られたピエロの人形や絵・・・謎の店です。雰囲気は完全に、20年以上前の田舎町の洋食屋かデパートの食堂。ボーイさん、ウェイトレスさんの制服も、まさにそんな感じです。ボーイさん（と呼んでおきましょう… ^_^;）の格好なんて、最近アキバに、メイド喫茶に続いて登場したという執事カフェかと思いました（爆）。
なんだか怪しそうな雰囲気の中、ジモティ中心と見えるお客さんたちはきわめて健全にお食事中。我々もとりあえずチキン南蛮950円を注文します。

それがこちら。たっぷりのご飯付き。
つけ合わせはキャベツの千切りドレッシングがけと、冷たくなったケチャップ味のスパゲティ、それにリンゴひと切れ。タルタルソースは余るほどにかかっています。
食べてみました。
あら？！美味しいっすよ、これ！
まあ確かに、ちょっと化学調味料系の味が感じられないでもないような気もしましたが（-_-;）、結構いけます。
ここのメニューには、KIKちゃんから「長崎じゃないのが残念だがとりあえず九州で一度食べてくるように」といわれているちゃんぽんもありました。今のところ他でちゃんぽんを見かけていないので、いる間にもう一度ここに来てちゃんぽん食べるかも知れません（笑）。

これはお店のシンボルマークの入った湯飲み茶碗。
あら、コックさんの模様だなんて、どこぞのサイトを思い出すじゃありませんか（^_^;）。
ちなみに、湯飲みの向こう側に手だけがチラッと写っているのはクラリネットの高尾氏。
ポメさんやkuisinbouさんのお薦めの赤坂さんはこの曲を下りてしまって、急遽頼まれたのが、芸大寮の先輩でもあるこの高尾さん。実は私、高尾さんの奥様とは、学生時代に結構長い間バイトの同僚だったというご縁があるのです。
奇遇なご縁に驚き喜んでおります。ゆうべはその奥様とも、十数年ぶりに電話で話すことが出来ましたよ。


さてと・・・明日の休みは、予定の観光先に行けるかな（笑）？