人生朝露

「最近、トップをねらえ！観てるんよ。オレ。」とＮ君に言ったら、Ｎ君「２の方ですか？」と。

知らんかった。２出るんだ・・・。
知らずに観ているっていうのもなんだが、オタク力が着実に落ちているな。

「トップをねらえ！」とは、１９８８年、ガイナックス製作によるOVAによるＳＦロボットアニメ。タイトルは、もちろん「エースをねらえ！」のパロディ。恥ずかしながら、名前は知っていたけど初見。

原作・脚本：岡田斗司夫、キャラクター原案：美樹本晴彦、絵コンテ・設定：樋口真嗣、庵野秀明、監督：庵野秀明。もうね、いかにもといったメンバー。オープニング曲が酒井法子！！アイドルだよ。のりぴーが！！時代だな～～～。

「エースをねらえ！」からモロ！という人物設定や、宇宙戦艦ヤマト、ガンダム、ゲッターロボ等々、名作からビシバシパクッて来ているけど、それでも、よく練られたストーリーと、悲壮感漂う根底がよく混ざっていて、フランケンシュタインのような存在感がある。パロディの上に強烈な作り手の情熱や、こだわりや、個性を感じるからか？ただ、シリだのチチだのがいちいちぷりぷりしたり、ラブコメがあったりして、忌まわしき８０年代の影が色濃く残っておるが。あれは要るのか？美少女＋ロボット＋戦艦って、やっぱり異様は異様。

ＳＦなので、当然気になるのはその設定。一応、この作品の設定の土台となるのは、今は日の目を見ない「エーテル理論」というもの。音が伝わるのに空気が必要なように、光も伝わるために必要な「何か」をエーテルと仮想する考え方。これが宇宙に漂っているので、宇宙船には海のような波が生じるとしているみたいである。もちろん、今は否定されているんだけど、こういった物理用語の多いこと多いこと。一般相対性理論くらいは齧っておかないと、話についていけないんじゃないのかねぇ。

庵野さんが、「自分のやっているのは知ったかぶりみたいなもの」と言っていたような記憶があるが、なんか、そんな感じなのかな。とにかく、親の仇みたいにぞろぞろ出てくる専門用語に、集中して理解しようとする本能を利用しているのかも知れん。科学講座とかも、門外漢には、ほとんど理解できるようなシロモノではないぞ。

ナディアにも出てくる、「ニュー・ノーチラス号」の『第４世代型超高速恒星間航行用超ド級万能宇宙戦艦エクセリオン』という名前は、この「トップ！」に出てくるエクセリヲンからとって来ているんだそうな。へぇ～。ちなみに、空間と時間を飛び越えるワープは「次元波動超弦励起縮退半径跳躍重力波超光速航法」の略だそうな。憶えても意味ないよな。

評価は１０点中６点。
下手なSF実写版よりは面白い。日本アニメが「大学生だった」ころといった感じかね。

昨夜は、１０時過ぎに帰宅。
テレビはちょろっと。うるぐすに三木谷さんが出ておる。やっぱり読売が動いていたなと思わせる内容。

１２時半就寝。
８時半起床。

朝食中、テレビ。
「報道２００１」は、民主党の岡田さんいじり。国民の６割が自衛隊の派遣延期を考えているのに、このスタジオでは、岡田さんだけ。という図式。なんだかな～。しかも岡田さんにこの図式を破るだけの秘策はなし。しかし、自民党内でも慎重論を唱える加藤、古賀、亀井を３Ｋと忌々しげに呼んでおる黒岩さん。お宅はフジ・「サンケイ」グループじゃないの？

今日はご意見番は特に。

注目は「ザ・サンデー」。
世界が感じた「ブッシュ再選」という感じのもの。アル・ジャジーラが世界１０箇所から大統領選を中継していることもすごいが。ここは、なんといっても北朝鮮ウォッチ。サルの悪口言い過ぎて、今回は大統領選の結果について触れてこないそうな。日本語で「中国は歓迎ムード」とコメントしている割には、普通のニュースじゃん。結構客観的な。

気になったのが、ドイツの反応としている映像。ドイツの女性キャスターが英語をしゃべっておる。どうやら、「アメリカで放送された」ドイツのニュースのを、そのまんま流しているので、英語のクチパクになっているみたい。しかも、「ドイツは相変わらずお固く放送しています。」って、ブッシュの再選についてではなく、大統領選のシステムについての説明を流しているだけじゃん。何のコメントもしていないぞ。

VTRの後、「ブッシュ再選を望んでいないらしいですねぇ。」と他人事のように言う徳光さんのコメントもすごい。その上、「世界がブッシュ再選にがっかりしているのをどう思うか？」と江川さんに振ると「いやぁ、都市部と農村部では票が分かれましたから・・。」と、キャッチボールにすらなっていない会話。いや、今までの映像を見ての通り、世界の反応を聞いておるのよ。

「サンデーモーニング」での張本節の暴走が減った今、どうやら、徳光江川節に注目すべきか。

１０時から学校。
昼食前に、ネット巡回。

産経抄がチェーホフの言葉を借用して、南樺太をご所望のご様子。北方領土が先だと思うのですが。夢は広がるばかりですな。

で、今に到る。