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幸福実現党の広告塔、みんなのタモさんについて。 いつの間にか、タモさんが「次世代の党」の副代表になったり、選挙に負けた後に業務上横領事件があったり、チャンネル桜の水島社長に告訴されそうになったりと、不穏な動きが見られますが、そんな中でも皆さん何かを取り戻そうとがんばっておいでのようです。しかし、もう3年も過ぎていますが具体的に「何が」戻ってきたか誰も教えてくれません。 さて、今年もアパ日本再興財団主催、真の近現代史観の論文の発表の季節です! 第8回の最優秀藤誠志賞は、アメリカの弁護士でタレントの、ケント・ギルバートさんに決まりました!! タイトルは、「日本人の国民性が外交・国防に及ぼす悪影響について」! 今回の受賞者は他に、 優秀賞(社会人部門)中村敏幸 優秀賞(学生部門)小野寺崇良 佳 作 青柳武彦、大石英樹、呉亮錫、杉田水脈、辻本貴一、針原崇志、松木國俊、山口富士夫、山下英次、ロバート・D・エルドリッヂ というメンバーだったそうです。外国人の受賞が目立ちますね。 ま、正直な話、「アメリカ国籍」で、「モルモン教徒」のケント・ギルバートさんに、歴史観で遅れを取るような日本人は、上記の受賞者も含めて、即刻!腹を切って死ぬべきだと思います♪♪ 参照:第8回 「真の近現代史観」受賞者発表 http://ronbun.apa.co.jp/winner/index.html Wikipedia ケント・ギルバート https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88 今回も、「虎ノ門ニュース 8時入り」というネット番組で、タモさんとお仕事を一緒にするケント・ギルバートさんが受賞!タモさんに身近な人が次々と300万!なんという偶然! 参照:タモさんと愛人。 http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/diary/20121110/ 今回の「日本人の国民性が外交・国防に及ぼす悪影響について」の前半は、この2,3年でいきなりオモシロ論壇に転向されたケント・ギルバートさんの著書そのままの主張です。サッカーの試合の終了後にごみ拾いをする青年たちや、震災直後の被災者の様子などから日本人の精神性の高さを称えたうえで、その精神性を軍事・外交面では捨てるべきであると説きます。注目すべきは、その後の展開でして、後半部分の論点は、ほぼタモさんの論文といっしょです。個人の資質なのか、国民性なのか、モルモン教の教えか何かは知りませんが、300万円も貰うわりには、注釈や出典もない不親切な「論文(笑)」なので、参考のため、タモさんの「論文(笑)」と対比しておきます。 論点1.「張作霖爆殺」 【田母神論文(笑)】 1928 年の張作霖列車爆破事件も関東軍の仕業であると長い間言われてきたが、近年ではソ連情報機関の資料が発掘され、少なくとも日本軍がやったとは断定できなくなった。「マオ(誰も知らなかった毛沢東)(ユン・チアン、講談社)」、「黄文雄の大東亜戦争肯定論(黄文雄、ワック出版)」及び「日本よ、「歴史力」を磨け(櫻井よしこ編、文藝春秋)」などによると、最近ではコミンテルンの仕業という説が極めて有力になってきている。日中戦争の開始直前の 1937 年 7 月 7 日の廬溝橋事件についても、これまで日本の中国侵略の証みたいに言われてきた。しかし今では、東京裁判の最中に中国共産党の劉少奇が西側の記者との記者会見で「廬溝橋の仕掛け人は中国共産党で、現地指揮官はこの俺だった」と証言していたことがわかっている「大東亜解放戦争(岩間弘、岩間書店)」。 【ケント・ギルバート論文(笑)】 日本側で行われたソ連の謀略としては、1928年の「張作霖爆殺事件」が、実は関東軍の犯行に見せかけたソ連特務機関による犯行だったという新説が非常に興味深い。残念ながら私はロシア語の一次資料を読めないので、さらなる研究の発展に期待したい。 ⇒タモさんは黄文雄(笑)、櫻井よしこ(笑)などの主張からコミンテルン説。 ⇒ケント・ギルバートさんはロシア人、ドミトリー・プロホロフ氏の主張に興味あり。 参照: APAグループ アップルタウン 特別対談| 中国牽制という共通目的のために日本とロシアは手を携えるべきだ http://smtp.apahotel.com/appletown/pdf/taidan/1003taidan.html アパグループの企画による、タモさんとプロホロフ氏の対談はこちら。 論点2.「ヴェノナファイル」 【田母神論文(笑)】 ヴェノナファイルというアメリカの公式文書がある。米国国家安全保障局(NSA)のホームページに載っている。膨大な文書であるが、月刊正論平成 18 年 5 月号に青山学院大学の福井助教授 (当時 )が内容をかいつまんで紹介してくれている。ヴェノナファイルとは、コミンテルンとアメリカにいたエージェントとの交信記録をまとめたものである。(中略)これによれば 1933 年に生まれたアメリカのフランクリン・ルーズベルト政権の中には 3 百人のコミンテルンのスパイがいたという。その中で昇りつめたのは財務省ナンバー2の財務次官ハリー・ホワイトであった。 【ケント・ギルバート論文(笑)】 冷戦集結後の1995年、「ベノナ」と呼ばれるソ連暗号解読プロジェクトが機密扱いを解除され、戦時中を含むソ連の暗号通信の内容が明らかになった。その結果、ソ連のスパイ行為は、マッカーシーが見積もったよりも、さらに大きな規模で行われていたことが判明した。 米国だけでなく、日本政府や軍隊の中枢にも、ソ連のスパイはたくさん紛れ込んでいた。 ⇒ほぼいっしょ。 論点3.「ハリー・ホワイト」 【田母神論文(笑)】 ハリー・ホワイトは日本に対する最後通牒ハル・ノートを書いた張本人であると言われている。彼はルーズベルト大統領の親友であるモーゲンソー財務長官を通じてルーズベルト大統領を動かし、我が国を日米戦争に追い込んでいく。当時ルーズベルトは共産主義の恐ろしさを認識していなかった。 【ケント・ギルバート論文(笑)】 さらに言えば、「ハル・ノート」の原案を書いたハリー・ホワイト財務次官補は、ソ連のコミンテルンと通じたスパイだった。戦後、その事実が判明すると、彼は身柄を拘束される前に自殺した。 ⇒ほぼいっしょ。 論点4.「フライング・タイガース」 【田母神論文(笑)】 当時ルーズベルトは共産主義の恐ろしさを認識していなかった。彼はハリー・ホワイトらを通じてコミンテルンの工作を受け、戦闘機 100 機からなるフライングタイガースを派遣するなど、日本と戦う蒋介石を、陰で強力に支援していた。真珠湾攻撃に先立つ1ヶ月半も前から中国大陸においてアメリカは日本に対し、隠密に航空攻撃を開始していたのである。 【ケント・ギルバート論文(笑)】 真珠湾攻撃は昭和20年12月7日朝(ハワイ時間)に行われたが、米国は同年7月に日本の在米資産凍結令を出し、8月には石油の対日全面禁輸を行った。一方でルーズベルト大統領は、「援蒋ルート」を通じた中華民国への支援を継続している。加えて、「フライング・タイガーズ」と呼ばれた秘密航空部隊を承認し、退役軍人による「義勇軍」に偽装して、日米開戦以前にアジア地域へと送り込んでいる。 ⇒ほぼいっしょ。 論点5.日米開戦の罠 【田母神論文(笑)】 しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している。実はアメリカもコミンテルンに動かされていた。(中略)ルーズベルトは戦争をしないという公約で大統領になったため、日米戦争を開始するにはどうしても見かけ上日本に第 1 撃を引かせる必要があった。日本はルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を決行することになる。 【ケント・ギルバート論文(笑)】 ルーズベルト大統領は、日本との和平交渉を行うつもりなど最初から無かった。第二次世界大戦に参戦するために、日本に先制攻撃させることだけを考えていた。了承できるはずのない内容を含む「ハル・ノート」を突きつければ、誇り高き日本人は、和平交渉のテーブルから離れて、先制攻撃をするはずだと作戦を立てた。そして全ては、彼のシナリオ通りに運んだ。(中略)近衛文麿内閣の周辺には、たくさんの共産主義者がいたし、近衛首相自身が共産主義者だったとの説もある。結局、日米両国とも、スターリンの大規模な謀略に見事に操られて、お互いに不必要な戦争を戦った可能性が高い。 ⇒タモさんも、ケント・ギルバートさんも、アメリカの罠を主張しながら、本当の黒幕は共産党!というオチ。しかし、今改めて読んでも、「これも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している。実はアメリカもコミンテルンに動かされていた。」というのは名文です。アメリカも日本もコミンテルンにはめられてました、という驚愕の展開。先人の知性をここまで貶めた航空幕僚長は、今後もタモさんの他にはでてこないでしょう。 ・・・後段のケント・ギルバート論文(笑)では、近衛文麿は共産党員という趣旨の記載があります。これは、かの中川八洋先生の理論を彷彿とさせますね。気に入らないヤツは全員共産党!さすがは渡部昇一人脈!ほとばしる知性! 参照:あるいは共産主義者でいっぱいの日本 ―中川八洋『近衛文麿の戦争責任』(1)― http://www.geocities.jp/yu77799/Comintern/nakagawa1.html タモさんブームによって一時は脚光を浴びたコミンテルンでしたが、最近では統一教会の犬ども以外、だれもその存在について語らなくなりました。しかし、輝けるタモさんの受賞から七年。ついにタモさんの志を継ぐ男が現れました!まだまだキャラが立っていませんが、これからに期待しましょう。 参照:「日本は侵略国家であったのか」 http://ronbun.apa.co.jp/announce/index.html#01 今日はこの辺で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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