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カテゴリ:メルトダウン
オーメンを見た後、どこのバーに行こうか迷った挙句、やっぱりいつものLVSJに向かった。 いつものようにIさんが居て、 右隣の方々が帰り、左のIさん達もいなくなり、一人カウンターの中央に残される。 ほんのちょっと残ったワイン、ほんのちょっと残ったウィスキー 急に喧騒が去って、改めて今夜の日記を読み返す。でも、ここに書ききれないたくさんのエピソードが今夜もあった。書き留められない楽しい会話があった。 寂しいような、幸せなような、 一人、カウンターの中央で、煙をくゆらせ、最後に残った一口を干す。 白鯱号にまたがって帰る道、いつものように蛙の声がホワイトノイズのように湿気った空気を満たしている。今夜は控え目に、虫の声も交じっているようだ。まだ夏じゃないのに、夏の終わりを予感させる。 過去と未来が交差し、日常と非日常の境界があいまい。 闇が消えるようにグラスの香りが薄まっていく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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