さて、海外の武術競技会出場 ↑ どんな感じだったかと言うと...
とにかく、
時間がなかったー!
の一言。
基本、団体行動な上、スケジュールは常に変わるので(っていうか、スケジュールが遅れる)気が抜けない感じ。
1日はだいたいどんなだったかというと、
5:30 起床
6:00 朝ごはん
6:50 選手用バスが来るので、みんないっせいに会場まで移動。
7:30 会場着。
こっからが、長い~!
基本、チームメイトが出る順番がバラバラなので、ま、自分の番が終わったからとフラフラするわけにもいかず、
(応援しないとね!)
それに加え、いろーんなハプニングが起こりました。
中国人の選手が8割、アナウンスや点呼もすべて中国語なため、
自分の番の時間帯や、出場コートの変更がしょっちゅうなのですが、それを聞きのがす、聞きのがす~。
一番、すごかったのが、
そろそろチームメートが出番だからと、点呼に行くと、
何やら、もめており、行くと、
「彼女の出番は終わったよ。」と中国語で言っているご様子。
「???」となり、聞くと、「何回も名前と番号を呼んだけど、来なかったから。」と、
飛ばされたらしいー。
(私も、自分の名前ぐらいは、中国語読みでわかるけど、チームメートの名前まではわからず、耳もスルー)
いやいやいや... これはいかん!とさっそく交渉に入りました。
私の中国語もたいしたことないんだけど、
ほとんど話せないチームメートの中では、私が唯一話せる方。
(私たちの先生は話せるんだけど、忙しくて、いろいろ飛び回っていたので)
ということで、
「何回も点呼したっていうけど、中国語だけでだよね?」
「私たちは、このためだけに、日本から来たんですよ。」
「彼女のために、チャンスをください。」
などなど、必死で訴え、なんとか彼女が別枠にもぐりこむことができました。
...みたいな感じの出来事がたくさん~あって、正直、競技会の期間中、息つくヒマもなく、
昼ごはんなんて食べる時間も、ない!
私なんて、トイレに入ってたら、
去年、復旦大学で(武術留学した)会って知り合った中国人さんが、
「こんなところで、何してるのー? あなた出番よ~。」なんて言われ、
トイレから、席にあわてて戻り、表演服をひっつかんで、ボタンをとめながら、コート脇の控えに走りこむ、
なんてこともザラで、緊張する間もないどころか、
お腹は減って飢えてるし、ウォームアップも、心の準備もなく、いきなり出場!という、
体調とか、コンディションって、選手って気にするものですが、
それ以前の問題で、もう、
「コンディションって何~?」という感じでした。
みんなもお腹が空いていて、
1人が「あっ、こんなのあった!」と鞄から出してきた「ちんすこう」があり、
(なぜ、この場に「ちんすこう」?)
みんなで、むさぼり食った...という。
あんなに、1本を大事(または、ケチくさく)に食べたこともなく、
あんなに、腹に染み入る味のものだったとは~。
どんだけ、飢えてたんだ?って感じですね。
21:00 競技会とエキシビジョン、やっと(泣)終了。
その後 みんなで食事会など。
12:00過ぎ ホテルにたどり着く
そして、翌朝もまた
5:30 起床。
ということで、またもや、海外で
やせた...(チーム全員が)
という結果になったのでした。
(だって、食べてないし!&ばたばたのストレス?)
でも、あれこれ、中国語で、
「しゃべらないといけない状況」で、
「なんとかしないといけな」くて、
「話せるのは私一人で、チームメイトのいろいろが私の言語能力にかかっていて責任重大」って感じで、奮闘したので、
なんだか、中国語的にも、人間的にも
私、一回りタフになったワー!
(かんじんの武術はさておき?)