上野(弥生・夢二美術館、旧岩崎邸)
天気がよさそうだったので、前から行ってみたかった「弥生美術館・竹久夢二美術館」と、「旧岩崎邸」に行ってきました。最初は夢二の絵目当てで行ったんですが、弥生美術館に展示されている「高畠華宵」や「加藤まさを」の少女絵の方にすっかり心奪われてしまいました。やわらかい線、ほんのりと美しい色使い。着物の生活に洋服が少しずつ入ってきた時代。少女たちの着こなしがとってもお洒落。乙女が乙女たりえた古き良き時代。何いうはかなさ、しとやかさ、妖しさ。乙女はこうでなくてはいけない!というか、こうあってみたい!最近、私の中も乙女ちっくがマイブーで、髪も伸びてきたし、スカートを履くようになりました。それに合わせて立ち居振る舞いも女らしくしようと、男言葉をやめたり、会社の席で鼻をかむのをやめたり、足でキャビネをしめたりするのをやめようと努力しています。難しいです。さて、お次は「旧岩崎邸」。イギリスから来たジョサイア・コンドルという人の建築で、イギリスのジャコビアン様式という装飾に、ゴシック、イスラムなども入った洋館です。柱や天井、壁紙には植物モチーフの装飾が細かく丁寧に施されていて、それはそれは豪華できれいでした。まさに洋館ですな。帰りにふらっと寄った本屋さんで、小学館のウイークリーブックの「西洋絵画の巨匠」シリーズで「ミュシャ」が出ているのを発見!アール・ヌーボーの時代の、これまた美しい女性の絵を描く人です。この日一日、美しい絵に刺激されて興奮してしまい、夜なかなか寝付けませんでした。今度私も、久々に女の人の絵でも描いてみようかなぁ。などと思っている次第です。