モスクワのある旅行社のホームページを見ていたら
なんとイラク旅行が紹介されていました。 曰く、 「バグダッドでは、厳重に警備されたグリーンゾーンに 23階建ての5つ星ホテルが建てられ始めています」 でも高級ホテルってよく スカッドミサイル打ち込まれるじゃないですか… いくら警備されてても、飛び道具使われるとねぇ… 「他のデータでは、このホテルの水準はもっと高く、 7.5星になるだろうということです」 7.5星ってナニ!初めて聞きましたよそんなの。 ていうか星が2.5個増えてもミサイルは防げないから。 「ティクリートではサダム・フセインの 18の宮殿と118の建物からなる一帯を テーマパークに改造するプロジェクトが。 ここからは美しいチグリス川が望めます」 うーん商魂たくましい… チグリス川見てみたいですが、でも 「迷彩服と武装が旅行者の安全を保障します」 とか言われちゃうとねぇ… やっぱり怖いじゃないですか。 「イラク-そこは究極の観光ゾーンなのです」 そうですか… …って開き直るなよ! 具体的に旅行者を募集しているわけではないみたいですが、 それにしてもロシア人って、イラクに行っても襲われないわけ? そんなはずないでしょう。チェチェン問題を抱えて、 ムスリムを敵視しているじゃありませんか。 だからここのところフランスで問題となっている暴動、 日本のニュースが「夜間外出禁止令が奏功」 「パリ中心部には及ばず」 とおっとりと報道しているのに対して ロシアでは連日キャスターが深刻な顔して 焼き討ちのニュースを読み上げています。 もし自国でも同様にイスラム勢力が暴動を起こしたら、 と危惧しているみたい。 でも同時に、 「フランスも痛い目にあって懲りたでしょ。 これでロシアのチェチェン政策に 人権侵害とか文句つけないでよね」 といった、「ザマミロ」的空気も感じなくはない。 まぁその気持ちもわからなくはないけど… …じゃあイラク旅行はやめておきなよね。 いちばんいいのは、 迷彩服もミサイルも気にせずに チグリス・ユーフラテス旅行をできる日が 来ることです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/15 05:20:45 AM
[ロシアの電話、ネット、DVD、報道、飛行機] カテゴリの最新記事
|
|