テーマ:海外生活(7787)
カテゴリ:中国語
このブログで自分のことを表すのに「僕」という言い方をしています。
この言い方について時々考えることがあります。 「僕」というほどかわいらしいわけでもなく、 文字にして「俺」というほどとがった感じでもありません。 「私」というと仕事みたいだしと。 「自分」というのもまた違うなと。 そういうなんとも言えない状況の中、文章では「僕」を選んでいるわけです。 話すときは「僕」「俺」「私」「自分」を使い分けますがブログではほぼ「僕」一本です。 と、こんなことでいろいろ考えていたんですが 中国語の場合、「我」(wo)でほぼ統一されています。 単純明快ですね。 ほぼ、と言ったのは実は「我」以外にも言い方があると さっき会社の中国人に確認したからなんです。 なんと「俺」がありました。 読み方は「俺 an」らしいです。 おれたち、わしら 的ニュアンスで農民が使うようです。 ちょっとびっくり。 でもこの「俺 an」はほとんど使われないので 実質、我だけと言ってもよさそうです。 老若男女みんな我です。 細かい違いを描写する日本語 結構あっさり中国語 ここに日本語と中国語の違いが象徴的に 現れているような気がするのですがどうでしょう。 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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「俺爹(an die)俺娘(an nian)」というタイトルのエッセイがあって、それを中国人に見せたら、「今どきこんな呼び方しないよ~」って言われたことがあります。
ちなみにこのタイトルを日本語訳すると「オラのとっちゃん、オラのかっちゃん」って感じでしょうか? (2006年08月22日 01時26分08秒)
fu.fu.fu。xiao-miさんの訳、笑いました。
”俺”の言い方知りませんでした。 >細かい違いを描写する日本語 結構あっさり中国語 まさにその通り! 勉強になりました。 (2006年08月22日 10時12分53秒)
お久しぶりです。香港→カナダ→日本に帰ってきましたSNです。
友人の中国人(吉林省出身)曰く 日本語の「あー、○○楽しみだなぁ」に当たるような表現は中国語にはあまりない、そういう表現はしない。 そういう日本語って独り言みたいなものだよね。 中国語って独り言言わないから。 言葉話すとしたら、ほぼ間違いなく、他者に対して聞こえるように言うから。 自省の言葉とか、自問の言葉とかも、日本語独特なんじゃないかなぁ。 というようなことを聞いて、 なるほどなぁ、と言語の違いを感じたことがあります。 (2006年08月22日 17時33分37秒)
xiao-miさん
教科書に載ってるんですね。 でもたしかにこんな言い方聞いたことがありません。 田舎っぽさとか古さを強調するにはいいかもしれませんね。 >「俺爹(an die)俺娘(an nian)」というタイトルのエッセイがあって、それを中国人に見せたら、「今どきこんな呼び方しないよ~」って言われたことがあります。 >ちなみにこのタイトルを日本語訳すると「オラのとっちゃん、オラのかっちゃん」って感じでしょうか? ----- (2006年08月22日 23時10分57秒)
10は10はさん
xiao-miさんは面白い人ですよ。言葉のプロでもあるんです。xiao-miさんブログも読んでみて下さい。 日本で中国語勉強がんばってくださいね。 (2006年08月22日 23時14分47秒)
SN@JAPANさん
日本に戻ると日本の良さを実感しているんじゃないですか? 中国人で独り言言ってる人のイメージがありませんね。今度意識しておきます。 海外にいて改めて日本語はほんと繊細な言葉だと思えます。 (2006年08月22日 23時17分24秒)
今の中国語は確かにほぼ「wo」で自分のことを言いますが、昔のほうは違いましたね。昔話のドラマとか映画、そして特に劇を見たら分かると思いますが、地位、学歴、性別、年齢、そして相手との関係などによって、たくさんの呼び方がありましたね。
でも、言語の違いを感じたときの嬉しさはよく分かります! (2006年09月19日 20時38分31秒)
xiaxiaさん
こういう言語の違いがわかると面白いですよ。 このブログを書いたあとに日本語で男性はいろいろ呼び名がありますが、女性は圧倒的に「私」という言い方が多く男性ほどバリエーションは少ないなとも思いました。中国語はまだまた細かい違いがわかる状況ではないので今後いろいろ身につけていきたいところです。 (2006年09月25日 23時59分39秒) |
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