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カテゴリ:社会問題
私:今週月曜日のテレビ朝日のたけしのTVタックルは用事があったので録画しておいた。 今日、見たよ。 A氏:俺は当日見たね。 私:教育再生会議の民間委員であるワタミ社長が出ていたね。 A氏:寺脇氏は、学校にだけ子どもの教育を押しつけるのでなく、親や地域がもっと子どもの教育に関心を持つように週5日制にしたりして「ゆとり教育」を進めたと言っていたね。 私:それに対して、三宅氏が子どもは詰め込みでもいいから、必要な基礎は教えるべきだといったら、寺脇氏が「では、なんで『ゆとり教育』を計画しているときに、意見を言ってくれなかったのか」と三宅氏らに反論していたね。 A氏:三宅氏やコラムストの勝谷氏は、当時からさかんに反論していたと言ったが、これは「反論してくれたら『ゆとり教育』は企画しなかった」というように聞こえたね。 私:寺脇氏は理想論を言っていたんだが、現実に「ゆとり教育」の失敗は本人も認めているんだね。 A氏:どういうこと? 私:「ゆとり教育」の趣旨が親や地域社会がもっと教育に関心を持つようにという趣旨なら、同時にそういうシステムを作ってから「ゆとり教育」をすべきで、親や地域社会に子供は放置されてしまったというわけだ。 A氏:子どもに悪影響を与えるとそれはその家庭の自己責任かね。 日本では掛け算は九九でやるが、インドは二桁どうしの掛け算まで小学生がすらすらできる。 私:それでもう一つ、知的興味をひいたのはワタミ社長の発言だね。 A氏:教育の市場化だね。 私:市場の公平とは、売るほうも買うほうも同じレベルの知識をもっているということだよ。 公正取引委員会では反対するだろうね。 ワタミ社長は、教育の市場化に賛成だから、教育バウチャー制で親が学校を選べば、ダメな学校は良くしようと努力する。 A氏:問題はダメな学校に残るしかない子どもはどうするんだね。 私:大竹まことがいいことを言っていたよ。 A氏:暴力学校になるかもね。 私:たけしが最後にうまいことを言っていたね。 たけしが子ども時代には、できる子どももできない子どもも同じクラスで勉強するから、自然にできる子とできない子が生まれる。 A氏:社会不安の問題となるね。 労働力が市場での商品となる。 今度は労働力でなく、教育が市場で売買される。 私:しかし、実は市場での労働者と経営者は同じ力関係にない。 教育も商品化し市場化して、親の自己責任で選択できるという考えも似ているね。 それどころか国家のレベルにまで影響を与える。 国全体としてレベルが低下する。 藤原国彦氏が「国家の堕落」で教育の商品化に反対していることも理解できるね。 ワタミ社長という人はよく知らないが、このテレビでの発言を聞いていてガッカリしたね。 これもホワイトカラー・エグゼンプション同様、なれない英語が使われているね。 「ゆとり教育」同様、失敗は明らかだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.24 10:33:11
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