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Ryu-chan6708

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2007.12.28
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カテゴリ:孫の教育


:この本は、学校教育の知的街道の一つだね。
 孫の教育に関係して興味を持った街道だね。
 「学校再生の決めて」(アメリカの事例から学ぶ)・ゼロトレランス「イジメとゼロトレランス」、「たけしの日本教育白書」を見て「頭のよい子が育つ家」、「たけしの教育再生2」、「高校生学力テスト結果」、学力テストと日本語朝日新聞「教育再生を考える」・先生ヘトヘトと学校選択制実施結果データ学力テストの偽装「鼻につく勝ち組の教育論」、「平等社会 フィンランドが育む未来型学力」、「教室の悪魔・見えない「いじめ」を解決するために」フィンランドの子、なぜ優秀」、などと続いた。
  12月6日の朝日新聞の「フィンランドの子、なぜ優秀」の記事で、たしか、この本が引用されていたように思う。
  そこで図書館から借りたよ。
  かなり詳細に教室風景などの多くの写真を含めてフィンランドの教育を説明しているね。
  俺は教育研究の専門ではないが、いろいろ参考になったね。
  フィンランドの有力紙では『PISAはアングロサクソン中心主義だ』と批判しているとあったが、この本を読んで大体は理解できたね。

A氏PISAOECDの「生徒の学習到達度調査」の略だね。
  従来の学力テストと違うようだね。

正解が一つあるという学力テストでなく、「ある知識をもとにこれを主体的に使って、何を構成していく能力、また、ある興味から必要な知識を探し出す能力のテスト」とでも言ったほうがいいのかね。
  こういう考えがアングロサクソン的なのかね。

A氏:「考える能力」のテストになるのかね。
  「バカの壁」の養老孟司氏がどこかの本で書いていたが、氏が東大医学部で教えていたとき、学生から当時のオーム真理教でインドから来る行者が水中で1時間正座するのを見に行かないかと誘われたという。
  人は水中に5分程度しかいられないという知識が生きていないのに驚いたという。
  そして、解剖実習で学生がナイフを相手を突くように水平に持つのにも驚いたという。
 「考える力」のテストでなく「知識だけのテスト」で東大まできたんだね。

A氏:大学生で分数ができないのと同じ現象だね。

学習理論は歴史的に「客観主義」から「社会構成主義」に発展してきたという考えが根底にあるようだね。
 「客観主義」とは、例えば、子どもの外に知識体系がある
 これを子どもの中に程度の低いものから順番に積み上げていくという学習の考えだね。
  学ぶ子どもの内部状態には無関心だね。

A氏:先生はその知識体系を順々に、計画的に、効率よく教えていくことになるね。

:この「客観主義」の欠点は、知識や技能の習得だけが学習の目標となってしまい、応用や創造が軽視され、真の学習力の形成に失敗することだね。
 さらに、唯一正しい知識が存在すると錯覚して、それを暗記したり、盲目的に信じたりさえすればよいということになるね

A氏:なるほど、「詰め込み主義」はそこからくるのか。

私:知識は必要なことは同じだが、子どもの主体性にそって、吸収させることがポイントなんだね。
  押しつけでなく、子どもに興味を持たせ、学習意欲を持たせるように、先生、家庭、地域コミュニティが支援することがポイントだね。
 「頭のよい子が育つ家」で、優秀な中学生が自分の勉強部屋でやらず、本人が自主性があれば、トイレでも勉強する。
 
これが「社会構成主義」の学習理論から出た考えのようだね。

  この本では、厚生労働省が2004年に出した報告書では「ポスト工業社会では、さまざまな資質と才能を持った個人が、その能力を発揮することが経済活動の源であり、個人の多様な資質や才能を発見し、伸ばしていくことが教育の役割である」とあるという。

A氏文部科学省はお株を取られてしまったね。スマイル

:さらにこの報告書では「ポスト工業社会では、「地域や家庭における世代交流や体験・実践の機会を豊富に用意することによって、再び、『学ぶ』こと、『遊ぶ』こと、『働く』ことを一体化させていくことが重要である」と述べているという。
  フィンランドでは、子どもは『遊ぶ』ことも『学ぶ』に通じているんだね。
  
『遊ぶ』にも「考える力」は必要
だからね。
  だから、学校で『学ぶ』時間が少なくても、「考える」力は伸びるんだね。

A氏:君がはまっている任天堂のWiiなんてゲームはまさに、ポスト工業社会にふさわしい商品だね。スマイル

:明日は「学力」と「コンピテンシー」という考えを検討してみよう。






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Last updated  2007.12.28 09:23:23
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