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Ryu-chan6708

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2008.02.10
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カテゴリ:孫の教育


A氏:俺は朝日新聞では、毎週月曜夕刊の「池上彰の新聞ななめ読み」が面白くてよく読んでいるよ。

私:俺も読んでいるよ。
 池上氏は以前にNHKの子ども番組で、時事問題をわかりやすく説明していたね。
 民間テレビのコメンティターとしても出ているね。

A氏:君の昨日のブログで思い出したんだが、2月4日の「池上彰の新聞ななめ読み」で「子どもの学力、下がったの?」というのは面白かったね。

:例のOECDの学習達成度調査・PISAで前回より順位が下がり、マスコミで「日本の子どもたちの学力がさがったという大騒ぎに疑問を呈しているね。

A氏:3つの分野を正答率順位で比較すると次のようになるという。
  この表は俺が作ったんだがね。

分野

2003年度

2006年度

正答率%

順位

正答率%

順位

「読解力」

62

14

60

15

「数学的リテラシー」

56

53

10

「科学的リテラシー」

60

60

 これを見ると、正答率が少し下がったか、横ばいで、「日本の学力が大きく下がった」と大騒ぎすることはないというわけだね。
  順位が下がったのは、2003年の時の参加国が41の国・地域、今回が57と16増えたことだね。

:だから、「読解力」の順位が1つ下がったのは、今回新参加のエストニアが日本より上位に割り込んだこと。
  
数学的リテラシー」は、これも初参加の台湾とエストニアが日本より上位に割り込んだこと。
  
科学的リテラシー」については、池上氏は解説がないが、まあ、「学力が落ちた」という誤解には正答率の変化を示すだけで十分だろうね。
  順位は相手があるからね。

A氏:だから、正確には「学力が落ちた」ではなく、「順位が落ちた」というわけだね。
  面白いことに、この記事が出た4日後の朝日新聞の朝刊で、「私の視点」というコラムで「学力向上 教師の承認力と質問力」でという見出しで学習コーチアカデミー主任研究員佐々木宏氏の意見が掲載されていた。

:俺も読んだが、出だしが「日本の学力低下に歯止めがかかっていないことに、不安の声があがっている」だね。
  出だしから、間違った事実で意見を言っていることになる。

A氏:ところで佐々木氏は、PISAの結果を受けての文科省の「ゆとり教育」の見直しには疑問があるとしているね。
  教える教科の時間の「量的」な枠組みを変えただけでは効果は期待できないという。
 授業時間を増やすだけではダメということだね。

:「質的」な面に焦点を絞るべきで、そのために教師の側に「育む」技術が体系化されることが必要だという。
  それが「承認力」と「質問力」だね。
  「」がついているから、「能力」だね。
  正確には「承認能力」、「質問能力」だね。
  「承認力」とは、子どもたちの答えが間違っていたとしても、それを承認する力だという。
 「質問力」とは、子どもたちに思考過程を問いかける力だという。

A氏:それはもっともな正論だが、そのように子どもに接するとすると「教える時間」がかかるだろうね。
  昨日のブログのように、教育現場が限界のときに、さらに、教師に負担をかけることになるだろうね
  教育現場がいろいろな負荷によって、限界を超えて足もとから崩壊しないように望みたいね。

:11年からゆとり教育」からの転換が始まるという。
  俺の今、幼稚園にいっている孫はその教育に巻き込まれることになる。
  そのまた、見直しが出ないように、コロコロ、教育方法が変わらないように願いたいね。






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Last updated  2008.02.10 07:52:31
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