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Ryu-chan6708

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2008.06.16
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カテゴリ:社会問題

                

A氏秋葉原の無差別殺人をした犯人は先が暗い派遣社員だったというのは象徴的だね。

私:規制緩和で製造業の現場作業まで派遣社員を拡大したのは、すでに日本の失敗だね。  
  日本人の労働者の賃金は低下しつつある。
  
この問題は、2006年に松下、キャノン、シャープなどが多くの派遣社員を使っている問題賃金格差の背景としてクローズアップしたね。
  偽装請負も登場して、日本の大手企業の経営姿勢が問われるようになる。

A氏:この当時、製造業の派遣は3年の期限があった。
  これに対して、2年前には経営者側は、この期限を撤廃して派遣労働者の自由化をさらにすすめようとしていたね。
  
当時の経済財政諮問会議で民間議員4人の提言があり、この中にこの3年規制の撤廃検討があった。
  今では、皆、その失敗を誰も言わなくなったがね。
  その民間議員の1人である御手洗キャノン会長は当時は「派遣期間の規制は撤廃すべきで、労働市場は自然な需要と供給に任せたほうがいい」と言っていたね。

:一方で、キャノンの派遣労働者がその実態を国会で証言する。
 これは「『抜け殻』正社員:派遣・請負依存経営のツケ」日経ビジネス4月2日号
で詳細に報じられている。

A氏:そして、そんな自分の現場を知らないのか、2007.01.17御手洗富士夫「希望の国へ--私の日本再生計画」(文藝春秋2月号)を発表している。
  
  そしたら、今度は、キャノンで過労死問題が出た。
 
2006年11月に静岡県で自殺したキヤノンの男性社員(当時37)について、沼津労働基準監督署が労災認定した

:新聞によると、男性は1992年、研究職としてキヤノンに入社、2000年から同社の富士裾野リサーチパーク(静岡県裾野市)に勤務していた。
  06年9月以降、月200時間近い残業をするようになり、同年11月、同市の踏切で投身自殺した。
  男性の遺族が07年3月、沼津労基署に労災を申請した。
  男性の職場では午後10時以降の残業はできないようになっており、男性は深夜に自宅でパソコンを使い仕事をしていたという。  
  男性側の代理人らがパソコンに残された記録などで残業時間を計算したところ、06年10月31日から自殺直前の11月29日までの残業時間は263時間に及んだという。

A氏:以前、ホワイトカラー・エグゼンプションが問題になったとき、伊藤忠商事会長の丹羽氏が、ホワイトカラー・エグゼンプションに賛成意見を言っていたね。

:しかし、これを悪用して悪用して過重労働や過労死を増加させるのではないかという不安に対して、そのような悪質な経営者は、禁固刑も含む厳罰に処せられるように法整備をするとしているね。

A氏:キャノンの会長は禁固刑かね。スマイル

:それなのに、今度は、今月の文藝春秋に、「今こそ平成版『所得倍増計画』を」という論文を平気で載せている。
  この論文には、今、低所得で苦しんでいる派遣社員について一言もふれていない。
  
所得が倍増しても自殺するようになっては仕方がないね。






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Last updated  2008.06.18 00:00:41
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