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Ryu-chan6708

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2008.11.10
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カテゴリ:孫の教育


                      
上妻宏光『月の下で』
                  
:この「おやじのせなか」という朝日新聞の欄は長い間続いているね。
  有名人の「おやじ」との関係を語る欄で、それぞれの親子関係を具体的に述べていて、いい話が多いね。

A氏:俺も愛読しているよ。
  親子の本当のコミュニケーションが希薄になっているというが、やはり、子どもはよきにつけ、悪くにつけ、親の背中を見て育っているのだね。

11月9日のこの欄では、35歳で三味線演奏で活躍している上妻宏光(あがつま・ひろみつ)氏と彼のおやじとの関係が語られているね。
  実に、面白かったし、感動的だったね。

A氏:俺も読んだ。
  彼の「おやじ」は、茨城にある電機メーカーにつとめる普通のサラリーマン
  しかし、何故か、彼が5歳くらいの頃から、晩酌の後、趣味で三味線で津軽民謡を練習するんだね。
  それを聞いているうちに彼が興味を持つ。

:しかし、三味線は高価だから触らせてもらえない。
  「おやじ」が会社に行っている留守中にこっそり、見よう見まねで弾く。
  それが「おやじ」にばれて怒られる。
  それを繰返すうちに、「おやじ」に「習いたいのか」と聞かれ、正座してお願いする。

A氏6歳で「おやじ」と同じ教室に通い始める。
  しかし、勤めがある「おやじ」と、学校が終わると三味線を弾く彼とは練習量が違う。 
  半年ほどで「おやじ」を抜く。

:そのせいか、「おやじ」は彼が小学校3年くらいのときに、三味線をやめてしまう。
  
彼は、老後の「おやじ」の趣味を奪った悪い息子だと言う。
  まぁ、「おやじ」は彼の裏方で彼を支えるようになる。

A氏:彼は、15歳で腕を磨くために、東京に出る。

私:あるとき、茨城の店に修理に出してある三味線が急に必要になった。
   「おやじ」が鈍行で8時間かけて上野に届けに来たという。
   また、鈍行でとんぼ返り。

A氏特急料金をけちって、息子の東京暮らしを支援していたのだね。

:彼は、今、まだ、35歳だが日本の大衆伝統芸を受け継いでいる。  
  伝統芸によくあるような、父親の後を継いだわけではないね。
  庶民の親子のコミュニケーションだけだね。

  彼の「おやじ」はまだ、健在だろうが、「せなか」でよき息子を育てたね。
  カネはそんなにないのにね。
  ほのぼのした親子だね。
  それだけでも偉大なおやじ」だね。
  
  それにしても、普通のサラリーマンが、趣味で三味線を習うとは、「おやじ」も型破りだね。スマイル






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Last updated  2008.11.10 07:59:59
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