A氏:君のお孫さんが幼稚園の木から落ちた、というが、その後、幼稚園は木登りを禁止したかね。
私:禁止なしだね。
そのままだ。
ただし、先生が見ているときに登るようにという注意があったようだね。
A氏:木登り結構、虫取り結構、泥んこ遊び結構という幼稚園のポリーシーは変わらなかったわけだね。
よかったね。
私:昨日、孫が母親と家に遊びに来た。
そのとき、明日は幼稚園の担任の先生と親子の戸別面談があるという話が出た。
当然、木から落ちたことは話題になるね。
面白かったのは、母親が、
「明日の面談で、先生が木から落ちた反省はと聞かれたら、どう返事する?」
と聞いたら、孫が
「先生が近くにいるかを見て、木に登るかを判断します」
と答えたことだね。
スラスラ言うので思わず笑ったね。
「判断」という言葉をどこから仕込んできたのか、使っていたね。
孫は、漢字は知らないから、「ハンダン」という単語でしゃべっていたんだがね。
麻生流だね。
A氏:これからもお孫さんは木に登るかね。
私:登るだろうね。
多少、慎重になるだろうがね。
俺は、今まで登った以上の高さにチャレンジせよとけしかけたよ。
孫は俺とゲームをして、俺が負けて「俺はだめだ」というと、孫が
「負けてもチャレンジしなくてはだめだ。
パパがそう言っていた」
と励ますんだね。
今度は、俺がけしかけたよ。
だから、孫はまた、幼稚園の木に登るだろうね。
それが、成長してから、いい思い出の木になることを期待したいね。
その頃、木も大木に生長しているだろうがね。