私:17日に上の孫の卒園式があった。
式が終わって、俺の家に寄ったが、ネクタイをしたきちんとした身なりだったね。
卒園証書を持ってきたが、園長が一人ごとに授与したそうだ。
記念アルバムが1冊できていて、卒業する全園児の整列写真以外に、いろいろな行事や、幼稚園の日常活動の園児の写真が、「ふきだし」の説明入りで書いてあった。
全部、先生の手書きだね。
A氏:その幼稚園は人のコミュニケーションにパソコンを使わないんだね。
私:園長の方針みたいだね。
担当の先生が、子ども一人一人の性格や活動について、数行の文章を肉筆で書いて、クラスごとに見開き2頁にデザインして、まとめていたね。
俺の孫はアイデアマンで、ストーリーテラーだそうだ。
肉筆はいいね。
俺の孫のクラスは虫特集だったね。
虫が好きになった子が多かったようだね。
A氏:虫になじむように工夫しているのも、その幼稚園の特徴だね。
養老孟司氏ではないが、「虫捕る子だけが生き残る・『脳化社会』の子どもたちに未来はあるのか」だね。
私:女の子が床に横になって、目の前にいるカマキリを注視して観察している写真があったね。
その写真に先生の「カマキリはかわいい」という「ふきだし」がついていたね。
俺の孫の写真は虫かごを見ている写真で、「ふきだし」は「おじいさんの家の庭で捕まえたこのバッタはよくとぶ」と書いてあったね。
A氏:たしか、お孫さんは幼稚園の木登りをして落ちたんだね。
猿も木から落ちるだね。
私:まぁ、いろいろ団体生活をして良いことも悪いことも学ぶんだね。
しかし、3年とは早いものだね。
俺には進歩がなく、退歩のみだが、子どもは成長が早いね。
いつのまにか、ひらがなで本を読んでいる。
簡単な計算もしている。
大便も自分で始末できる。
世の中、今、いろいろあるが、これからふりかかる問題に毅然として立ち向かっていける力をつけることを期待したいね。