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カテゴリ:社会問題
私:宅間守は、加藤、造田、上部など、昨日までふれてきた犯人と、かなり違う生い立ちだね。 A氏:とても楽しい家庭ではないね。 私:宅間は学校では強い子にはいじめられ、弱い子はいじめていた。 A氏:長い間続く、欲求不満だね。 私:工業高校中退後、彼の荒れた人生が展開される。 A氏:母性愛に飢えていたんだろうね。 私:宅間にも「他責的傾向」があり、「自分がエリートになれないのは、遺伝子のせいであり、すべては素質・運・環境のせいである」としていたという。 ここで話をアメリカに移すが、1999年のコロンバイン高校銃乱射事件では高校3年生のエリックとディランが銃乱射で生徒12人と教師1人を殺害する。 主犯のエリックは1981年生まれで、父は空軍輸送機のパイロット。 A氏:その彼らに何の欲求不満があったのだろうか。 私:学校での「いじめ」だね。 この事件はマイケル・ムーア監督の「ボーリング・フォー・コロンバイン」という映画で扱っているが、アメリカの銃社会を問題にしているね。 ところが、エリックの死体解剖で大量の抗うつ薬ルボックスが検出された。 A氏:「能力主義」「成果主義」「自己責任」「自発性」が強調される欧米型社会での特徴だね。 私:銃弾のキズから回復した被害者がルボックスの製造元を告訴し、裁判ではそれが認められ、2002年にルボックスの販売は中止された。 明日は、ヴァージニア工科大銃乱射事件に移ろう。
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Last updated
2009.07.06 09:12:39
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