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Ryu-chan6708

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2009.07.08
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カテゴリ:社会問題


                            
無差別殺人の精神分析 

:「長期間の欲求不満」と「他責的傾向」があるところに、ある種の出来事や状況が加わると、それが引き金となって、爆発的な怒りに促進される。
  これが第3の要因の「破滅的な喪失」であり、「外部のきっかけ」だね。
  秋原原事件加藤の場合は「解雇」の脅威池袋事件の造田無言電話下関事件の上部にとっては妻の渡米と仕事用車両の台風による冠水

A氏:頼りにしていたものを失うわけだ。
  例の連続幼女殺人宮崎勤も、可愛がってもらった祖父が死亡して「対象喪失」を経験してからおかしくなったと言われるね。

第4の要因の「外部のきっかけ」で重要なのは「コピーキャット」(模倣犯)だね。
  秋葉原事件の加藤は、下関事件や2008年3月の土浦無差別殺人事件に影響されていたようだ。
  池袋事件の造田中川健次の小説の主人公との同一化があり、宅間ヒットラーの本を持っていたが、世界の無差別殺人にはヒットラーが「コピーキャット」としてよく登場するという。

A氏ホロコーストだね。
 しかし、戦争こそ、敵に対する無差別大量殺人だね。
 「コピーキャット」はいろいろなところにあるね。
 ゲームだってそうだね。

第5の要因は、「社会的、心理的な孤立」だね。
  犯人に共通して認められるという。
  第6の要因は、「大量破壊のための武器の入手」だが、銃社会のアメリカでは、当然、銃が武器になりやすい。
  秋葉原の加藤自動車とダガーナイフが武器だね。

A氏:この事件以降、ダガーナイフの販売は規制されたようだね。

:ところで、著者は、葬式の重要性を強調しているね。
  死んで分かれるという「対象の喪失」は、実は心理的に深い傷を残す。

 養老孟司氏は、幼くして父親を失っているが、死に際して十分な言葉をかけていなかったコンプレックスが深層心理で残っていて、人とのつき合いでブレーキになっていたという。
  40歳頃、それに気づ呪縛から脱したという。

A氏仏教葬式宗教といわれるが、その葬式という伝統的な形式によって、生き残っている人にも心理的な救いがあることを忘れてはいけないわけだ。

:最後に、著者は、「わが子を殺戮者にしないためにやってはいけない10ヶ条」をあげている。

1.過度の期待
2.親子密着
3.過保護・過干渉
4.欲望をすべて叶える
5.いい子・手のかからない子を放置する
6.子どもの多様な人間関係を妨げる
7.「白か黒か」の2者択一的な考え方を教えこむ
8.危険信号を見逃す
9.世間体・体裁を気にする
10.他の兄弟・姉妹と比較する

A氏:「五体不満足」の乙武洋匡氏にせよ、全盲の天才ピアニスト 辻井伸行氏にせよ、通常なら、生まれながらのハンディで、孤独な人生を送るかもしれないね。
  それをよくあれまで育つまで、着かず、離れずに見守った親は偉いね。

:それは親の人間観からきているのかもしれないね。
 子どもは親を選べない。
  親がしっかり自覚するしかないだろうね。
  
  皆、子どもには多かれ少なかれハンディはある
  今の社会では難しいことかもしれないが、この時代に流されないで、負けないで生きるためには、したたかな親の「根性」が必要かね。

 






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Last updated  2009.07.08 08:03:09
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