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Ryu-chan6708

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2011.05.16
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テーマ:ISOについて(477)
カテゴリ:カテゴリ未分類


A氏:俺がいた会社の下請けの中小企業の会社の社長にこないだあったんだが、その会社はISO9001ISO14001の両方をとっていたんだが、ISO14001だけ撤退したと言うよ。

:何故だね。

A氏:社長が言うには、業務上、廃棄物の量や電力消費量も少ないので、これについてPDCAサイクルを回すのは余り意味が無いということだったね。
  特に維持審査費用を節約するのが目的ではなかったね。

環境目標紙、ゴミ、電気の節減が中心で、その量が少ない会社は、確かに意味が無いことが多いね。

A氏:ところが、撤退で審査員といろいろもめたらしい。

:別にもめることもないはずだがね。

A氏:いや、単純な撤退なら簡単だったのだろうが、そのとき、審査員が交替したんだね。
  最初の審査員N氏から、S審査員に交替した.
  N審査員は、この会社がISO9001ISO14001を一緒にとったときの審査員で、とったときから3年間、この審査員一人で維持審査をしていたんだね。
  だから、ISO14001撤退の話は以前からN審査員には話していたんだね。

:審査員交替は、おそらくN審査員ISO9001ISO14001の両方の主任審査員資格があったんで、一人で両方やっていたんだね。
  それが今度はISO9001だけになったんで、審査機関ISO9001だけの主任審査員が派遣されたんだね。
  ISO9001とISO14001の両方の主任審査員資格をもっている人は審査機関でも他に派遣しやすいからね。

A氏:ところが、この審査員交替でこの会社は「審査員の違い」を知ることになったんだね。

私:ISO9001は前のN審査員OKにしているから、不適合はないだろう?

A氏:明確な不適合はなかったらしいんだが、細かい文書上のことであれこれ修正したほうがいいということで指摘があったというんだね。

:例えば、どんな指摘?

A氏ISO14001撤退前のマニュアルは「品質・環境マニュアル」となっているのが、今度、ISO14001は撤退したので「品質マニュアル」だね。
  この会社の規定では、廃止文書には「無効」印を押すことになっているが、押してないという指摘だね。

  社長は、審査の結果、審査員間の矛盾が解決して移行審査が問題なく完了するまで、ISO9001を含んでいる「品質・環境マニュアル」は廃止文書ではないので「無効」印を押すことはできないと反論してこの指摘は取り消しとなったという。

:なかなかしっかりした社長だね。
  審査員に卑屈になっていないね。

A氏:それから「特殊工程」を除外しているが、その除外の正当性の記述がないという指摘もあったという。

:それは前任者のN審査員記述内容をOKにしているのだから、完全に審査員の間の食い違いだね。
  S審査員その指摘をすれば、N審査員の批判となることを知っているのかね。
  これは典型的な文字遊びの「テニオハ審査員」だね。

A氏:だから、社長は審査員でこんなに差があるのか驚いたそうだね。

S審査員みたいな審査員のほうが多いみたいだね。
  その社長は「知的体力」があったから、その差を理解でき、対応できたんだね。

 






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Last updated  2011.05.16 20:55:39
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