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テーマ:ISOについて(477)
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私:何故だね。 A氏:社長が言うには、業務上、廃棄物の量や電力消費量も少ないので、これについてPDCAサイクルを回すのは余り意味が無いということだったね。 私:環境目標で紙、ゴミ、電気の節減が中心で、その量が少ない会社は、確かに意味が無いことが多いね。 A氏:ところが、撤退で審査員といろいろもめたらしい。 私:別にもめることもないはずだがね。 A氏:いや、単純な撤退なら簡単だったのだろうが、そのとき、審査員が交替したんだね。 私:審査員交替は、おそらくN審査員はISO9001とISO14001の両方の主任審査員の資格があったんで、一人で両方やっていたんだね。 A氏:ところが、この審査員交替でこの会社は「審査員の違い」を知ることになったんだね。 私:ISO9001は前のN審査員がOKにしているから、不適合はないだろう? A氏:明確な不適合はなかったらしいんだが、細かい文書上のことであれこれ修正したほうがいいということで指摘があったというんだね。 私:例えば、どんな指摘? A氏:ISO14001撤退前のマニュアルは「品質・環境マニュアル」となっているのが、今度、ISO14001は撤退したので「品質マニュアル」だね。 社長は、審査の結果、審査員間の矛盾が解決して移行審査が問題なく完了するまで、ISO9001を含んでいる「品質・環境マニュアル」は廃止文書ではないので「無効」印を押すことはできないと反論してこの指摘は取り消しとなったという。 私:なかなかしっかりした社長だね。 A氏:それから「特殊工程」を除外しているが、その除外の正当性の記述がないという指摘もあったという。 私:それは前任者のN審査員が記述内容をOKにしているのだから、完全に審査員の間の食い違いだね。 A氏:だから、社長は審査員でこんなに差があるのか驚いたそうだね。 私:S審査員みたいな審査員のほうが多いみたいだね。
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Last updated
2011.05.16 20:55:39
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