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私:図書館に予約しておいたのが俺の順番になった。 この本の「主人公」は、JR東日本グループ会社の鉄道整備株式会社、通称"テッセイ(TESSEI)"の人たちだね。 俺は東京駅の新幹線ホームで乗車を待つ間、折り返しの新幹線を掃除をする人々を見ることが多いのだが、その仕事ぶりがテキパキしているだけでなく、笑顔で礼儀正しいことに感心していたんだ。 実は、この本を読んで知ったのだが、この素晴らしさに関心を持った団体やメディアでは、平成20年には国際鉄道連合の分科会メンバーが視察に訪れたのが最初だという。 A氏:海外の団体やメディアが最初に関心をもつとはね。 私:米国からは映画俳優で前カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーやラフォード運輸長官が視察に来たという。 A氏:単純な清掃作業の繰り返し業務なのに、なぜ、とりあげられるようになったのかね。 私:単純ではないんだね。 実際、7年前にはテッセイは「普通」の清掃会社にすぎなかった。 A氏:数年間で「普通の清掃会社」が「最強のチーム」に変わったということか。 私:それには、現専務の矢部輝夫氏の活躍が欠かせないね。 A氏:改革は一人で始まり、全員で終わるというが、まさにその通りだね。 私:現場の人たちと話し合い、意識を変え、手間をかけて「最強のチーム」を築きあげていくストーリーは、素晴らしいものがあるね。 一言で言うと、小集団活動の成果だね。 小集団活動だけではない。 現在、テッセイという会社の輝きを根っこで支えているのは、現場で働く人々に対する「リスペクト(尊敬)」と、現場の人々の持っている仕事への「プライド(誇り)」だという。 A氏:JALを再建した稲盛和夫氏も航空のことはシロートなのに、似たようなアプローチをして成功しているね。 私:結局、良い経営というのはそこで働く人々に、いかに自主的にやる気をもって仕事ができるように環境を作っていくかだね。
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Last updated
2013.01.19 18:48:13
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