|
カテゴリ:カテゴリ未分類
私:崔成国氏は、脱北し、韓国でウェブ漫画家として活躍、ネット上に「労働新聞」「南朝鮮日記」などの漫画作品を発表。
今回、初めて軍事境界線を越え、韓国側に来た金正恩・朝鮮労働党委員長を、メディアの多くは好意的に伝えたが、崔成国氏の目には、これは、全世界を相手にした「偽装平和ショー」に映ったという。
正恩氏のねらいは、自分たちは世界に危険な存在ではないとアピールし、経済制裁を解くこと。
そういえば、最初、「北朝鮮の非核化」が、「朝鮮半島の非核化」となり、いつの間にか「北朝鮮」消えていて、巧妙だね。
トランプ米大統領との会談を前に、韓国が北朝鮮の口となり、剣となることを望んでいて、独裁体制の北朝鮮を西側と同じようにとらえ、素顔を見せたように報じるのは純粋すぎるという。
A氏:崔氏は、時々、北朝鮮にいる知人に電話をかけるが、正恩氏が神格化され、住民の人権が極度に抑圧されている状況に何の変化もないという。
会談や夕食会での正恩氏の打ち解けた肉声は、住民には伝えられないのは、正恩氏が自分たちと同じ人間であることがわかってしまうからだ。
私:4月初めに韓国のアイドルグループらが平壌公演をするなど、正恩氏が急いで開放的な「普通の国」を装い始めたが、こうしたことを続ければ、北朝鮮住民の外部世界への好奇心はいずれ大きくなる。
独裁体制を維持するためには本来住民が外部社会に触れられないようにし続けなければならないのに、失敗で、トランプ米政権による圧力外交は成果を上げていると言えるだろうという。
A氏:崔氏は、日本の人たちには、北朝鮮住民の等身大の姿をもっと知ってほしいという。
北朝鮮住民約2300万人の多くは情報から遮断される一方、生きるために密輸や商売を手がけ、自分の力で生きるたくましい力を身につけていて、統一した場合、韓国に依存し、荷物になるというのは表面的な見方だという。
私:崔氏は、「私は、ウェブ漫画という手段で伝えてきたが、脱北者がいる日本でも、たとえば韓国のように脱北者のトーク番組を放送してはどうか。北朝鮮の多様な姿を知ることは日本が朝鮮半島問題に関わる上で役立つはずだ」という。
それにしても北朝鮮は、個人独裁の社会主義国家、韓国は民主主義の資本主義国家。
水と油のような体質の違いをどのように統一しようとするのか、朝鮮の人々の誰も先が見えていないのではないか。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.04.29 18:58:18
コメント(0) | コメントを書く |