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投資の余白に。。。

投資の余白に。。。

May 8, 2013
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カテゴリ:映画
東京で滞在するのは東京証券取引所から徒歩数分の兜町。株高を反映してか、去年までとは打ってかわって活気が出てきている。

銀座や有楽町は徒歩圏で、上野や日比谷までも歩けないことはない。行きたい催しがない夜に、映画でもと思って見つけたのがテアトルシネマ銀座という映画館の閉館の記事。その映画館でちょうど上映していたのがイギリス・フランス・ベルギー・イタリア合作の「天使の分け前」。

樽詰めされたウィスキーは年に数%ずつ蒸発していくという。「天使の分け前」とは、その減少分を指す。映画のタイトルには疑問を感じるものも多いが、このタイトルは映画の内容を暗示しているようでもあり、していないようでもあり洒落ている。前半は社会派ケン・ローチの重さと暗さが感じられるが、ロード・ムービーぽくなる後半は気の利いたセリフや展開も多くコメディのようで笑える。

話はよくある不良の更生もの。しかしそのきっかけが社会奉仕プログラムの指導者の趣味=ウィスキーのテイスティングというのが独創的。思いがけない才能に気づいた失業者の彼は、ちょっとした策をめぐらし犯罪更正プログラムの仲間と共に小金を手に入れる。

この、時価100万ポンドと言われるウィスキーの一部(天使の分け前!)を盗み出して換金する主人公ビリーの発想と機転が楽しくも愉快。

グラスゴーとエディンバラ、スコットランド・ハイランドの風景にたっぷりと浸ることができるのもこの映画を観るメリット。スコットランド方言というのか、英語とは似ているようであまり共通していない響きの言葉もどこかエキゾチック。閉塞状況を知恵と勇気とちょっとした機転で打ち破っていくビリーの描き方は、金にあかせて年代物のスコッチに群がるおとなたちの俗物さとの対照も鮮やかで、爽快感の残るいい映画だった。





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最終更新日  May 13, 2013 01:15:52 PM
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