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2009.06.06
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カテゴリ:アメコミ
バットマン ビギンズ

2005年6月公開
監督:クリストファー・ノーラン
制作費:1億5千万ドル


 人気アメリカンコミック「バットマン」の、実写映画化シリーズ第5作。
 ティム・バートン監督による『バットマン』『リターンズ』、ジョエル・シュマッカー監督による『フォーエバー』『Mr.フリーズの逆襲』と合計四作作られた旧シリーズの設定をリセット。
 監督にクリストファー・ノーラン、主人公ブルース・ウェインにクリスチャン・ベールを新たに迎えた、新シリーズの第1作目となる。

 主演のクリスチャン・ベールをはじめ、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンなど、キャスティングも非常に豪華。


[簡単なあらすじ]
 アメリカ東部にある都市、ゴッサム・シティ。
 警察官や行政機関の上層部までもが汚職にまみれ、様々な犯罪組織が横行する危険な街に、ただひとり、敢然と悪に立ち向かう男がいた。
 漆黒のコスチュームに身を包み、闇から闇へと渡って悪を退治するダークヒーロー、“バットマン”である。

 幼くして両親を強盗に殺害されたブルース・ウェインは悪を憎み、世界を放浪するあいだに、“影の同盟”と呼ばれる謎の組織と接触する。
 怪人ラーズ・アル・グールのもとヒマラヤの奥地で修行を積み、トラウマであった恐怖を克服したブルースはゴッサム・シティへと舞い戻り、父の遺志を継いで、バットマンとなって街を守ることを決意。
 怪人スケアクロウを追ううちに、謎の組織による恐るべきゴッサム転覆計画を知ることになる――



 当ブログのメインコンテンツ(笑)でもある、21世紀版アメコミ映画のひとつで、旧シリーズからスタッフ・キャストを一新。
 まだ30代という若き俊英クリストファー・ノーラン監督によって新たに構築しなおされた、新バットマンです。

 アメコミライター、フランク・ミラーのグラフィックノベル『バットマン・イヤーワン』を原作とし、よりダークな雰囲気を前面に押し出して製作され、従来のシリーズのもっていたコミカルさに難色を示していた原作コミックファンにも好評を博したとか。
 (続編の『ダークナイト』では、ダークな世界観にさらに拍車がかかっちゃってます)

 ちなみにフランク・ミラー作品は他に、『デアデビル』や『シン・シティ』が映画化されています。


 ビギンズのタイトルとおり、新シリーズの一作目として、バットマン誕生秘話から語られる本作。
 ブルースを、クライムファイターとすべく鍛えたのは、“影の同盟”と呼ばれる謎の組織。
 しかして、その実態は、なんと忍者!!(笑)

忍者集団の棟梁はハリウッド俳優渡辺謙

 アメコミヒーロー・バットマンのルーツがまさか忍者だったとは、日本人もビックリです。
 「闇にまぎれて~~」なんていうはイメージは、たしかに忍者と同じなんですけどね。
 “めくらまし”を使うことを推奨したり、渡辺謙が(チョイ役とはいえ)出演していたりと、忍者らしさもそこそこあるんですが、“影の同盟”の本拠地はなぜかヒマラヤ山頂
 ノーラン監督、微妙に日本人観が間違っております。



 ゴッサム・シティに凱旋(?)したブルースを迎えるのは、有能な執事アルフレッド(マイケル・ケイン)。

バットマンといえばこのシーン

 家事全般から、銃火器の取り扱いまで、なんでもやってくれそうな彼が、若きウェイン家の当主、ブルースの無茶な行動を止めるどころか炊きつけるのがステキ。


渋みのある演技はさすが

 秘密兵器開発担当フォックス役のモーガン・フリーマンも、熟練の演技で魅せてくれます。
 彼とのウィットに富んだ会話が、ダークな世界観の本作の中で、一服の清涼剤に。


 他にも、ゴッサム・シティ唯一の良心、ゴードン刑事役のゲイリー・オールドマンや、ウェイン・エンタープライズの実力者アール役のルドガー・ハウアーなど、演技派俳優てんこもりで、映画好きならば彼らを観ているだけでも十二分に楽しめるはず。


実はオリジナルキャラらしいレイチェル

 ヒロイン・レイチェル役はケイティ・ホームズ。

 彼女、この翌年にトム・クルーズと結婚し、ハリウッド一のお騒がせ夫婦と呼ばれることに。
 それが関係してかどうかは分かりませんが、続編の『ダークナイト』では、別の女優サンがレイチェルを演じていました。



 全編をとおして、一貫して「恐怖」というものをテーマに扱っており、登場人物がみな「恐怖」に脅え悩まされている。
 それが物語全体の流れを理解しやすくさせ、ラストシーンに至るまで視聴者の意識をガッチリと捕えて離さない、という構成も見事でした。
 「薬の作用によって恐怖の幻覚を見せる」、という作中のガジェットも、VFX映像とテーマとの相乗効果によって効果的に映像化されていて、とてもよかったです。

 ただ、ダークな世界観を表現するために明度が抑えられているため、画面が暗くて見づらく、特にアクションシーンなどで、なにが起こっているのか分かりづらいというのが難点。


 ゴッサム・シティの破壊を企む、真の黒幕を巡るミステリ的要素や、男子なら猛烈に格好いいと感じるはずのバットモービルを使った激しいカーチェイスなど、141分というボリュームながら視聴者を飽きさせないバランスのよさで、映画としての完成度も高い『ビギンズ』。

 アメコミ映画好きからみても、クオリティの高さを感じられる一品でした。
 そして、暗示的なシーンで終わる本作の続編が、アメコミ映画の枠を越えて大ヒットを記録した、『ダークナイト』です。



 **********


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バットマンシリーズの記事はコチラ

「ダークナイト」

「バットマン ゴッサムナイト」


その他のクリスチャン・ベール出演作品の記事はコチラ

「リベリオン」


フランク・ミラー原作映画の記事はコチラ

「デアデビル」

「シン・シティ」


アメコミ原作映画の記事はコチラから

アメリカンコミック原作映画(リンクページ)





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最終更新日  2009.10.15 22:54:46
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