群馬の片品村、湖のほとり環湖荘に行ってきました
丸沼は群馬県の北東のはずれ片品村、そのまた奥にあります。
近くには、栃木県と福島県の県境がせまっている、そんな山奥にあります。
私などが、この地に分け入るのは、初めてです。
群馬県出身の上さんの紹介によるものでしたが。
丸沼の様子は、丸沼高原に登るロープウェイから見えた景色が示しています。
丸沼は、山奥の標高1430mのところにあります。
山奥の大自然のなかに、ひっそりとかこまれた静な世界が、
人る人ぞ知るところとでしょうが、ありました。
下界では35度の暑さでしたが、
それとは裏ははらに、そこはまるで天然のクーラーで、涼しくて別世界でした。
なによりも、自然の景観が、そのまま残されているのが貴重です。
植物、虫たちも、短い夏を惜しむかのように、
暖かくなると、活動的になっていました。
また、丸沼には、釣りを楽しんでいる人たちもいました。
釣竿をもつご夫婦に聞いてみました。
『つれましたか?』
『40センチくらいのが4-5匹つれました』
『そんなに大きいと、引きもググッとあるでしょうね?』
『いや、ガガッとです』と。
『相棒が食べたいと言ったんですが、リリースしてやりました』と。
宿舎は「環湖荘」で、丸沼の岸辺にありました。
ここ一軒しか、宿はありません。
丸沼を独占して管理している宿でした。
ここは冬は2メートル近くの雪が積もるそうで、
湖も4月までは、表面に氷があるそうです。
したがって、宿泊客が利用出来るのも季節限定で、11月までだそうです。
そんな大自然の中ですから、
下界とは裏腹に、日中でも涼しいし、朝晩ともなるとひんやりした涼しさとなります。
なによりも、自然のままの景観を、そのまま残していることが、
貴重な自然遺産になっていると感じました、すごいものです。
当方は、群馬といえば、温泉を何よりの楽しみにしているのですが。
ここの温泉も大したものです。
その温泉成分の案内表です。
加温、加水なし。ろ過器の使用なし。入浴剤の使用なし。
源泉をそのまま引き、かけ流しにすることで、温度調整をして、
その成分を大切にしているとのこと。
浴場です。
これなら、静かに、ゆったりと楽しめます。
マスの形をした造形物から、その口と尻尾から源泉が出てきます。
その出口や水面に接する胴体には、成分のナトリウムでしょうか、カルシウムでしょうか、白い結晶がついていました。
一期一会の旅でしたが、予備知識がまったくなかったのですが、
今回、縁あって行けたのは幸いでした。
これは、夏の避暑にうってつけです。
日本の自然を楽しめる場として、太鼓判でお勧めできるところでした。