カテゴリ:あれやこれや
目黒川沿いの桜を見に行きました。きれいでした。 大きな桜の木が重なり合いながら、川に沿って延々と続くさまは、見事です。 最寄駅のホームに降り立った時から、人の多さに驚きました。しかし、川の横の石畳の道は、それほど幅がないので車も通りません。 シートを広げるスペースもないので、宴会をしている団体もなく、ビールやワインや食べ物もたくさん売られていましたが、ほとんどの人が歩きながら 静かにお花見を楽しんでいました。 川に沿ってのんびり歩きながら、色々なことを考えました。 昼食時に、夫が知人に関するドロドロ話を聞かせてくれたおかげで、私はドヨンとした気分になりかかっていたのですが、「トップランナー」でTAKUROさんが語った話を思い返し、いつしか重苦しい気持ちは吹き飛んでいきました。 高校生のときはドラマーだったTERUさん、パンクバンドをやっていたHISASHIさん、遅れて加入した後輩のJIROさん。 誰もがGLAYには必要だったこと、彼らの絆が伝わってくる内容でした。 やっとデビューして、人気が出て、20万人ライブを行うまでとなり、すっかり有名になった頃から、目的が商業的に売れることに向かうことへの不安と葛藤があったことも、語ってくれました。 何を幸せだと感じるかを考えたら、それは高校時代に仲間とワイワイやっていたバンド活動を続けることだった。 今は、やりたいことがやれている、いい状態になってきていること。 その後に演奏された「SAY YOUR DREAM」は、ストリングスや混成合唱も加わった素晴らしいものでした。 8年かけて作られた曲には、これまでの人生と、人生の終焉から、その先までが詰め込まれています。 これまでも、歌番組に出演してくれると嬉しかったのですが、なかなか曲がフルで演奏されないことが不満でした。 短いバージョンにまとめられたものでは、曲の本当の良さが きちんとは伝わらないからです。 ましてや「SAY YOUR DREAM」は13分もある曲ですから、全曲演奏されるのは、奇跡のようなものです。 前半に描かれているのは、青春時代を過ごした函館の思い出や、途中で去って行った友のこと。 そして、「今も、俺は、俺たちは、青臭い夢に泣き笑い生きてくよ。」という言葉で終わります。 後半はテンポが変わり、これからのことが歌われます。 子供が生まれた時の嬉しさを語り、今、自分が急にいなくなっても、この曲があれば伝わるのではないか、と言っていた、TAKUROさん。 初めて聞いた時、後半の、まるで遺言のような歌詞に驚いたのですが、それは本当に遺言でもあったのです。 TAKUROさんは現在37歳。 38歳で亡くなった父上の年齢を超えることには、恐れも感じたと言います。 夫もその気持ちは何となくわかると言っていました。父親の亡くなった年齢は意識しているようです。 勝手な推測ですが、若くして亡くなったお父さんが言いたかったはずのことも、歌に込められていると感じました。 少年時代には誰もが純粋で、輝きに満ちた志を持っていますが、彼らは今もそれをなくしていないことが嬉しく、すっかり感動していたら、ブログに 広告目的の迷惑トラックバックが幾つも入っていました。 誰にでも 真っ直ぐな瞳をした少年時代があっただろうに……。 すっかり熱くなってしまいましたが、明日からは冷静に本のことを書きますw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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