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2010年09月14日
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部下や 自分の娘とのコミュニケーションに悩む 中年課長、取引先の仕事や 自分の容姿にためいきをつく 女性ライター、同じ事務所でつきあっていた男に 二股をかけられたモデル、こんな彼らが遭遇した 不可解な事件の謎を 女清掃人探偵キリコが解明する 本格ミステリー。
そして 彼女自身の家でもまた頭を悩ます出来事が…。
内容(「BOOK」データベースより)


悪い芽/鍵のない扉/オーバー・ザ・レインボウ/きみに会いたいと思うこと

ファッショナブルな清掃人キリコ・シリーズ 2作目の連作短編集。『天使はモップを持って』( 感想 )の続編です。

4編のうち3編は キリコが清掃人として働く、幾つかの会社で出会った人たちの話です。

誰もが キリコの派手な格好に驚きながらも、だんだん信用していき、悩みを打ち明けてしまいます。

キリコは 掃除をしながら気づいたささいな事、たとえばシュレッダーのゴミの量が少ない、ということをきっかけに、謎を解きほぐしていくのです。

最後の一編は大介の物語です。

確か、前作の最後にキリコちゃんは結婚したはずなのに……と思いながら読んでいたら、やっと最後に大介の視点で結婚後の姿が語られました。
キリコ自身の悩みも浮き上がってきます。

しかし、大介は相変わらずです。
突然旅に出たキリコが心配でたまらず、うろたえる大介に、ちょっとイラつきました。

でもそれは、彼が優しいから。

鈍感に見えるけど、彼は本当に優しいんですね。
前半で真相があきらかになるとともに現れた悪意も、人間の醜さも、薄らぐくらい。

ちょっとの困難くらい乗り越えて、きっとうまく行く、と思えました。



   



第三弾は『モップの魔女は呪文を知ってる』です。

   







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最終更新日  2010年09月14日 15時08分11秒
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