テーマ:ミステリはお好き?(1450)
カテゴリ:海外ミステリ(ヤ・ラ・ワ行作家)
背中にドラゴンのタトゥーを入れた 女性調査員リスベットにたたきのめされた 彼女の後見人ビュルマン弁護士は、復讐を誓っていた。 ビュルマンは リスベットの過去を徹底的に洗い、彼女を心の底から憎む人物を探し出した。 彼はその人物と連絡を取り、リスベットを拉致する計画が動き始める。 その頃、月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルらは、重大な決断をしていた。 ジャーナリストのダグとその恋人ミアが進める 人身売買と強制売春の調査をもとに、特集号を刊行し、書籍を出版することを決定したのだ。 ダグの調査では、背後にザラという謎の人物がいるようだった。 旅行先から帰ってきたリスベットも ダグの調査を知り、独自にザラを追い始めた。 だがその矢先、彼女の拉致を図る者たちの襲撃を受けた! 話題沸騰!今世紀最大のミステリ『ミレニアム』三部作、激動の第2部に突入。 内容(「BOOK」データベースより) 第一部では、『ミレニアム』の発行責任者ミカエルを手助けし、事件の解決に大きな役割を果たしたリスベットですが、調査能力は抜群、少女のような体型に、パンクな服装、幾つものピアス、ドラゴンのタトゥー、決して他人に気を許そうとしない態度と、とにかく強烈な印象を残しました。 今回は、リスベットがある事件に否応なしに巻き込まれ、しかも犯罪者だと思疑われます。彼女になかなか接触できないミカエルですが、無実を信じて行動を起こします。 月刊誌『ミレニアム』、警備会社、警察などの関係者、女友達ミリアム・ウーと元プロボクサーのパオロ・ロベルトなど、沢山の人たちが登場しますが、それぞれに血が通っているので、各エピソードも面白く、あきさせません。 リスベットが対決するのは、凶悪な犯罪組織、しかもかなり恐ろしい相手です。 命がけの戦いを続ける中で、彼女の過去があきらかになりますが、その孤独な生きざまを思い、胸がつまりました。 今回は謎解きというより、クライム・サスペンスといった内容でしたが、やはり読むのがやめられない、ジェットコースター・ストーリーでした。 最後が最後なので、すぐに第三部が読みたくなります。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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