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カテゴリ:目に見えないもの。
TVなどでもずいぶんやっていましたからご存じの方が多いと思うのですが、ブータンの国王様と王妃様が訪日されていました。
お二人とも丁寧な挙措のとてもすてきな、美しい方々だなあと画面を見ていたのですが 10月に挙式されたばかりで、新婚旅行で「風評被害をなくすため、なるべく原発に近いところに」と福島の相馬においでくださったのにもびっくりです。 ブータンについては、国民総幸福量 (GNH) という概念のことなど少し聞いたことがあっても、恥ずかしながらあまり知らなくて 今回の訪日をきっかけに少し調べたり、マイミクさんに教えてもらったりしました。 九州と同じくらいの大きさの国で、「ヒマラヤの青いケシ」を国花とする国。 そして日本に対して、ずっと「友情」を持ってくれている国なのですね。 お金や物などの利益を介さない、ほんとうの友だち。 マイミクさんにその始まりの物語を教えてもらいました。 「国旗の重み ~西岡京治物語・前編~ 」 http://www.youtube.com/watch?v=xctivYQ7C14 「国旗の重み ~西岡京治物語・中編~ 」 http://www.youtube.com/watch?v=36MjTAkPa1k 「国旗の重み ~西岡京治物語・シェムガン開発編~」 http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=TNvC4m1adQs 「国旗の重み ~西岡京治物語・後編~ 」 http://www.youtube.com/watch?v=KITmWAvIITU ブータンを愛し、国王からも絶大な信頼を受け、文字通りブータンの土となった…、こんな日本人がいたのですね。 農業支援のやり方が、ただ上からの技術の押しつけではなく、低予算な上にその土地に実際に住んで暮らしている人々が無理なく続けてゆける方法だというのがすごいです。 根っこから変えていくというか。。 そしてブータンの方々も、どれだけ「ダショー西岡」を愛して下さったのかがよくわかります。 チベット仏教の国だそうですから、葬儀のときにはダライ・ラマ法王様が東日本大震災の四十九日法要で捧げて下さったような 不思議にやわらかな音韻のお経が、青い空に遠く響いたのだろうな。。 そしてジグミ・ケサル現国王様は、国会で素敵な演説をしてくださいました。 謙虚な人柄と日本を大事に思ってくださっていることがよくわかる演説なのですが テレビ報道ではかなりカットされてしまっていたようですので、よろしければぜひこちらから 全文をご覧くださいませ♪ →http://news.nicovideo.jp/watch/nw147415 ニュースを見ていた時、国王様と握手した福島の少年が、「手がとても温かかったから、もう洗いたくない」とちょっと涙声で言っていたのがとても印象的でした。 関東の私たちも、控えめに言って不安がないわけではありません。 まして福島の方々は、想像を絶する不安の中で毎日を過ごしているだろうと思うのです。 そんな中、遠くから真摯に自分達を励ましにきてくれた、まっすぐに目を見て握手してくれた、あたたかな手のぬくもり。 それは、言葉には言い尽くせない大きな、大きなものをあの子の心に残していったのでしょう。。 「皆さんは、龍を見たことがありますか?」 国王様はそう子供たちに聞かれたそうです。私はあります、と。 「龍は一人ひとりの心のなかにいます。 私たちは『人格』という名の龍を持っています。 龍は私たちみんなの心の中に居て、『経験』を食べて成長します。 だから、私たちは日増しに強くなるのです。 そして、感情をコントロールして生きていく事が大切です。 どうか自分の龍を大きく素晴らしく育てていって欲しい。」 ブータンは、現地の言葉では「ドゥルック・ユル(雷龍の国)」と言うのだそうです。 かつて偉い御坊様が寺院を建てるとき、山に龍の声が響いたという伝説からきているそうですが ドゥルック・ユルの雷龍は、心優しく無限の力を持つ、国の守護神なのだとか。 そして王様のことは「雷龍の王」と言うのだそうです。 龍は、経験を食べて成長するのなら。 嬉しいことも哀しいことも辛いことも楽しいことも、何一つ無駄なものはなく、みんな等価に龍の栄養になるのですね。 誰の中にもいる心の龍は、時に荒ぶることもあるでしょう。 どうしようもなく、すべてを投げ捨てたくなることもあるでしょう。 それでも、自分の中の龍をじっと見つめ、それを治めて丁寧に生きてゆく。 国王様のたたずまいの美しさは、そんなところからも来ているのかなと思いました。 心優しい龍の王様に、友人と呼んでもらえることに感謝します。 日本国民の一人として、誇りを持って本当の友だちと言える自分でありたいと思います。 道は長くとも、自分の龍から目をそらさずに。。 国王様、王妃様、真心を届けて下さって本当にありがとうございます。 どうか日本での滞在が、お二人の新婚旅行としても楽しい記憶でありますように。 御身の国があふれる幸せに満ちてありますよう。 応援ぽちしてくださると幸せ♪→ ◆人気Blog Ranking◆ 11/22 アンバー・ヒーリング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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