黄昏号
表町の商店街を、久しぶりに歩いた。そんな中、昔からやっていそうな、小さな自転車やさんを見つけた。入ってみると、いかにも職人という感じの人が現れた。「ドロップ車無いですか?」「一台有るよ。」其れが、9日のことであった。今日、同じ自転車やさんに行く。倉庫から、自転車を持ってきてくれていた。が、見るからにぼろい。しかし、18段ミッション、荷台付き、ブレーキレバーも2カ所、27inh。古い部品を寄せ集めて作ってあった。僕がまたがると、ちょうど、両足のつま先が着く。少しは知るが、20年降り・・・しかし、ドロップ車の魅力には、勝てない。無論、中古の改造車だから、安い。今の僕には、なんだか良い感じ。思い切って買う。ライトは、新品を付けてくれた。今、僕の愛用車。手直しも必要だが、其れも楽しむ。早さも出るが、のんびりも走れる。でも、活動範囲は、広くなった。医師に話したら、”それは良いですね。”と言ってくれた。(怒られるかと思った。見るからにぼろいが、20年前の部品も着いているのだろう。倉庫から出て、一緒に黄昏れよう。