グローリー
現在のアメリカは、元々移民によって出来たのは、承知している。そして、イギリスからの独立戦争、スペインとの戦いもアラモ砦などで有名である。そして、内乱ともいえる、現在のアメリカ基盤を作った、エブラハム リンカーンと言えば、南北戦争であろう。差別撤廃を旗印に立てた北軍、これまで通りの奴隷制度を主張する南軍が、壮絶な戦いを繰り広げた。その死傷者たるは、2回の世界大戦とベトナム戦争の死傷者を超えていると聞く。さて、このグローリーと言う映画は、南北戦争の際、黒人連隊を作り、活躍する史実にもと付いた映画だ。無論、北軍とはいえ、黒人への差別はあり、苦悩や試練を乗り越えていく。北軍大佐ショーンは、黒人に対して理解もあり、差別しない若い軍人で、黒人兵士たちも、段々と信頼を増し、最後には一致団結した、立派な部隊へと成長していく。そして、決死の要塞陥落作戦の先鋒を志願し、大佐を含め半数以上が討ち死にするが、その勇士は、南北両軍に語り継がれ、又、黒人部隊の差別もなくなる。監督はエドワードズ ウィック・大佐はマーシュ クロデリック。そして、沢山の黒人兵の中に、デンゼル ワシントン、モーガン フリーマンとキャストも名優揃いだ。又、この映画の撮影をいかにリアルにするかで、当時の歴史研究会などの演技指導があり、又、事実を証明する手紙などが、このDVDには、付録のDisc2に納められている。見応えもあり感動もあり、そして、歴史も学べるお薦めの作品だ。