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カテゴリ:6: おもちゃ病院重症カルテ
カルテNo.1048 綱を上下動するサンタクロースの入院 修理
1/24 東区役所・東病院開催 Dr. からのタイムアウト・バトンタッチ分 動作としては マイク入力音で 動作開始 ギアの位置により 上昇→下降を4往復し停止する 上昇方向は綱の玉がなくなった所(糸のみの部位)で空回りし 反転迄待つ 下降は規定動作の後 反転動作で上昇する 何とも旨く考えたメカニズムだ 脱帽! 現象 お客様 依頼内容 上下動作せず モーター駆動音あり 特定の場所付近で回転がストップしてしまう 原因 モーターとは違う場所のピニオンギア割れ 動作的には何も行っていないギヤだが、停止時サンタさんが 落下しない様にしているのだろうか ・ ・ ・ 処置 ひび割れピニオンギア交換処置 その他 重みで登れない事有り 原因はモーター部Oリングがスリップしていた物 度重なる過負荷でOリングがすり減った 処置:Oリング交換も考えたが、モーター側のプーリに 木綿糸で5巻程させスリップしない様に処置 両方巻いてしまうと摩耗が進むのでおすすめ出来ない 今後:糸巻き方式と称する ・ ・ ・ その他:以前も紹介したが大きい方のプーリーにゴム輪で傘上げする手もある 今後:ゴム輪傘上げ方式と称する たるみの少ない時はモータ側・大きい時は受動側を処置する 入院した サンタさん 交換したギア部位 割れたピニオンギア ギア系の動作不良は明るくしルーペにて注視すれば大概判ります ギアのみで正転・反転を行うメカニズム AとBのギアは歯数が1ヶ違う この状態で両方を同時に駆動する横長のギアCが動作する (伝達方向 C→E)とA&B間の隙間が開いて行く Aギアの穴が開いている所に 来るとバネの力でAギアが右に移動する (伝達方向 :C→D→E =逆回転) Eの文字の部位に 玉付きの綱が入り、ギア動作で上下動作を行う ギアで前進・後進するメカニズムは大概この様になっている! 基板取付 配線確認写真 綱が切れたので 玉を1/3カットした物をライターで加熱し貼り合わせる 結構強力に接合できた! 綱を上下動するサンタさんの動作ビデオ ブログ:http://sejii.blog.fc2.com/ 参照願います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年01月27日 23時20分19秒
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