耳だけの調整では完結しない事が判ったので、今日はRF-2200を再調整しました。で、再調整して判ったのは、耳だけでもOKなのは455KHzの中間周波数調整だけだと言う事ですね。
スイマセン、上の画像はロッドアンテナを交換する前の物で最新の画像ではありません。調整がずれていて何か損していたな~と思ったのは、RF-2900の場合と同じでSWの第一
中間局発周波数の合わせ込みでした。第一中間周波数はRF-2900:2.000MHzですが、RF-2200のそれは1.985MHzです。
一段目のIFTがすれていましたね~。IFTの調整は実用十分なレベルで合っていましたが、局発の発信周波数がずれていて再調整後はRFゲインを落とした状態でもSメーターが随分振れるようになったので、今までは感度も選択度も損していた事になります。
あとはSWの各バンドを調整しました。本機はクリスタルマーカーが付いているので、500KHzマーカーを動作させてサブダイヤルを0位置にしてメインダイヤルの位置を合わせ、4MHzなり8MHzなりの周波数をSSGから出し、合わせたダイヤル位置で所定の信号を正しく最大感度で受信できるようにすればOKです。
私はラジオや無線機の調整では、受信機内部で発生するノイズを減らすよう心がけ、そのために金属皮膜抵抗器やオーディオ用のコンデンサなどを使います。なぜ受信機の雑音を減らすのかというと、外部からの弱い信号が受信機の内部雑音でマスクされ聞こえなくなってしまう → 感度が悪くなると言う事になります。従ってきっちりと回路を調整すると同時に受信機の低雑音化を図れば、感度が更に上がるというわけです。
私の場合は、機材を買ってきた更の状態よりも性能がちょっと良くなればそれでOKなんですけど、月面反射通信をやる方にとっては受信機、特にLNA(ローノイズアンプ)の調整が重要になります。高感度に受信できるならば送信電力を下げることが可能ですし、色んなメリットが出てきます。