カテゴリ:RF-2900LBS
暑すぎて作業の能率が上がりませんが、ぼちぼち進めています。
まず手をつけたのがFMのRF増幅回路:フロントエンドです。今回はゲインをあげやすい3SK122を使って見ました。 ![]() 抵抗とフェライトビーズ付きのジャンパー線でゲート2の電圧を調整しました。ドレイン電流を16mA位流す想定で、その状態でドレイン電圧が下がらないように他の部分も調整した結果ゲイン(利得)が出過ぎたようで、動作不安定です(^_^;) まあゲート2へ高周波のバイパスコンデンサを付けなかったのも良くなかったかも。 いずれにしてもやり直しです。そしてFM用の局発コイルも巻き直しました。密に巻いてありますが、巻線同士ショートはしていませんよ。 ![]() AMバンドの受信調整をやったところ、トリマーコンデンサが劣化しているようで動作不安定でしたので、手持ちのセラミックトリマーと交換しました。 ![]() 上の画像のCT111がそれです。容量最大にはなっていないので、これでOKでしょう。トリマーコンデンサが最大容量点になっている場合は、もう少し大きな容量のトリマーで再調整する必要があります。 後トリマーの左に2SK544-Eが写っていますが、普段使っている2SK544-Dから代えてみました。Eランクの方がドレイン電流が少し多く流れるので、利得が上がります。 後もう一カ所のトリマーコンデンサも交換しました。SW3の28MHzで感度調整するためのコンデンサです。コンデンサの色で容量を識別していますが、これはちょっと間違いがあったようです。トリマーの最大容量点が最高感度になっているので、これは再度交換して調整し直しです(^^ゞ ![]() そして今日はFMのセラミックフィルターとAMワイド側のセラミックフィルターを交換しました。 ![]() 画面右側の黒い部品が交換済みのフィルター:CFU455G2(455kHz±4.5kHz)です。オリジナルは455kHz±6kHzのフィルターですが、これだと夜になってAMを聞いたときに近接局からの混信を受けるので、少し帯域の狭いものと交換したわけです。 本来はAMでの再生音域が狭まって鼻づまりのような音になるはずですが、それほどの違和感はないです。フィルターのメーカーも製造年代も違いますから、特性が改善されているかもしれません。 興味のある方は、村田製作所の製品カタログがダウロードできるので、調べてみると良いでしょう。 今日の部品交換後のラジオ基板全景です。まだ細かな調整箇所がありますが、そろそろ片付けたいですねぇ(^^ゞ バーアンテナの端っこにくっついているセラミックコンデンサは、おまけです:基板を裏返して半田付けしている間に付着した、交換用の部品です。 ![]() ※追記します。 外したトリマーコンデンサを横から見たところです。中の構造が違うので、2つの容量が異なっていることが分かります。 ![]() ちなみにこの部品は”ポリトリマー”と言います。ポリバリコンと同じで絶縁体にプラスチックフィルムを使っているので、ポリトリマーです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.08.12 10:23:00
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