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2014.08.27
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カテゴリ:作家別は行


弱電会社の社員の夫とともに娘を連れてパリから日本に戻った永子。同居する姑や小姑とのトラブル、娘の教育問題…外交官の両親をもち海外暮らしが長かった永子は日本的な気苦労のまっただ中におかれる。そんな中、陰ながら永子を支えるひとりの男の存在で心は揺れ動く。家庭という迷宮の光と影を描き出す、傑作人間ドラマ。

↑「BOOK」データベースより

弱電会社っていったい何の会社なんだか最後まで読んだけどわかりませんでしたが!
いやいや面白かったです!!
これ某掲示板の鬼女まとめとか好きな人だったら絶対好きでしょー!って思いながら一気読みしました。

…今、弱電ってぐぐってみましたが、電子回路?って書いてありました。電子回路作る会社はパリでなにをするのだろうか。まあそれはいいとして。

平岩弓枝さんといえば御宿かわせみかと思うのですが、私はそちらのシリーズは未読なんですよね。というか午後の恋人しか読んだことないのですが;
これがめっちゃ面白かったので、現代物(とはいえ昭和の香り漂いますが)が読みたかったんです。
本当は女の河が欲しかったんですけど上下巻買うお金がなくて(汗)一冊で終わるこちらを手に取った次第です。

しかし主人公である永子がまた全方位にもててますね!
男も女も褒めまくり永子!
アンチ永子なのは義実家メンツだけ!
これだけ美しいとか素晴らしいとか書かれると反論などする気にもならず「ほほう!どれ永子くん、私にもそのお弁当をつくってくれたまえよ」ってなりますね。
美しい嫁に対して嫉妬の塊である義実家メンツが不幸になる…という勧善懲悪ではないですが、かなりすっきりする感じの話です!

水戸黄門的すっきりをお求めの方是非!
って、そこまですっきりでもないか。





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最終更新日  2014.08.27 18:52:29
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