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テーマ:映画館で観た映画(8350)
風邪も、すっかり抜けたかも・・・ということで、映画館に行っちゃいました。
☆ザ・インタープリター☆(2005) シドニー・ポラック監督 ショーン・ペン・・・・・・・トビン・ケラー ニコール・キッドマン・・・・シルヴィア・ブルーム ストーリー ザ・インタープリター公式HP 国連本部で実際に撮影されたということで話題になっているよね。 その国連で通訳をするブルームが、偶然聞いたアフリカのマトボという国の大統領の暗殺を示唆する会話。 そのために彼女の周りには、不穏な動きが。そして、彼女を守る為にシークレットサービスが送り込まれる。 ~~~~~~~~ まず、手堅くまとめてある作品という感想。 ニコール・キッドマン、彼女がやりたいと思う作品なんだなあと納得する。 相変わらず、手堅く演技するキッドマンが見られる。 彼女は、作品をしっかり把握して自分の中で隙なく演じられるところまでもっていくタイプだと思う。 だからこそ、彼女はこの映画でもきっちりとこの過去のある孤独な女の役を上手く演じているともいえる。 しかし、ちょっと見方を変えるとあまりにもきちんと考えられた演技は、余裕が感じられない。 そういう点で、意外性がないのだな~。 あ、でも『コールド・マウンテン』よりもやっぱりこういう現代的な映画の方が、彼女にあっているよね。 ショーン・ペンとの共演という点も、興味深いところだ。 確かに、この孤独な男女の関係を、事件に絡めて上手く見せている。 甘くなくあくまで硬質な二人の関係、この二人はお互いの胸に秘める孤独がわかるのだが、彼らにはそれ以上に背負っているものがあった。 大人の男女の心のふれあいって感じは、素敵だった。 しかし、役柄を別にして二人は、あんまりロマンスに発展するようには見えないんだよね(笑) 結構似たもの同士かも~。 ショーン・ペンは、やや押さえ気味の演技が渋くて良かったなあ。 ~~~~~~~~~ スピード感もあり、だれることなく進む映画だった。 ラストの山場はキッドマンとS・ペンとの、まあ対決になるのだが、ちょっと説教くさいがうまくおさまっていると思う。 そういう点で結構評価もいいのじゃないかな~。 追記(5/24) この感想だけでは、やっぱりまずいだろうと、追記です。 アフリカの架空の国ではありますが、平和主義者だった祖国の英雄が、いつの間にか虐殺を指示するような独裁者になってしまう、その恐さがあります。 どこの国が頭に浮かぶのか・・・歴史上でもそういう事があったはず。 残されたものが考える『復讐』、それをどう考えるのか。 復讐する事で解決するのだろうかと言っているようでした。 そして、あまり政治社会に詳しくない私は、国連について知らないんだよね~と思いました。 かといって国連がどうのこうのという映画ではないように思いましたが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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