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テーマ:レンタル映画(815)
☆バートン・フィンク☆(1991)
ジョエル・コーエン監督/脚本 イーサン・コーエン制作/脚本 ジョン・タートゥーロ・・・・・・バートン・フィンク ジョン・グッドマン・・・・・・・チャーリー(隣室の男) スティーヴ・ブシェミ・・・・・・チェット(ホテルマン) ちょうど、05'7'1にDVDが発売されるのですね。 ストーリー 米インディー映画の雄、コーエン兄弟がカンヌ映画祭で3冠(グランプリ、監督賞、タトゥーロの主演男優賞)を獲得した傑作だ。とにかく、安ホテルの空間演出が独特。スティーブ・ブシェーミ演じるポーターからして不気味で、ホテル自体が主人公の心を閉じこめるような不思議空間。ホテルの部屋の前に靴が並んでいる光景など、ちょっとした瞬間に底なしの恐怖イメージがあふれる。終盤、フィンクがホテルの絵の世界と現実が錯綜するあたり、実にシュールな余韻。 1941年のニューヨーク。社会派劇作家のバートン・フィンクは、ハリウッドに招かれて映画のシナリオを依頼された。早速ホテルにチェック・インしたが、そこは薄暗く、不気味な雰囲気が漂っていた。とりあえず部屋に入った彼だったが・・・・・・。蚊の飛ぶ音、暑さ、息苦しさ--それらの生理的な感覚を、主人公の悪夢になぞり、独自の映像センスで描いたコーエン兄弟の傑作。(DVDより) ~~~~~~~ もうここに書いてある通りなんだけど(笑) 最初は、もしかして実験的映像の映画かしらん??と思っていたのですよ。 この解説にもあるように、ホテルの不気味さと薄暗さと暑苦しそうなところと、そうしてそこに缶詰になって、書けない小説に悪戦苦闘する主人公のシュールな絵だけで終るのかと。 しかし、思わぬ展開になっていくのです。 これは意外でしたね~~。 社会派の作家がとにかく観客を沸かせる「レスラー」が主役の映画を作れといわれるのです。 社長は、押しの強さと独善的な男で、なぜだか何にも知らないのに、このバートンがすごいものが書けると言い切るわけ。 映画の脚本に関して何にも知らない事で、バートンは出だしも書けない。 映画の製作担当の男にも会うんだけど、彼は「B級映画なんだから、何をもたついているんだ」って。 そして、ホテルでは壁紙が暑さで剥がれ落ちてくるほど・・ 壁には海辺でくつろぐ女性の写真が一枚。 しかしホテルにこもっているばかりではなく、偶然であった偉大なる作家ビルに助けを求めたり、その秘書兼恋人に心引かれたり。 また、隣室のチャーリーという保険セールスマンと知り合ったり。 ~~~~~~~~ 後半のホテルのシーンは、なかなかすごかったです。 そしてラストの浜辺のシーン。 面白い終り方でした。 考えてみると、登場人物みんなおかしい。 ワンマンな社長は恐怖心を感じるほど。 もちろん隣室のチャーリーも。 出会った作家ビルも、その恋人も。 そして、苦悩する作家バートンも・・・・? 気になるのは、ラストの浜辺まで持ち歩く包みの箱。 中身はなんだ~~? もしかして・・・? ********* ミラーズ・クロッシング 未来は今 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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