|
テーマ:映画館で観た映画(8576)
カテゴリ:~2006年 映画・コメディ
☆プロデューサーズ☆(2005)
スーザン・ストローマン監督 メル・ブルックス脚本 ネイサン・レイン・・・・・・・・マックス マシュー・ブロデリック・・・・・レオ ユマ・サーマン・・・・・・・・・ウーラ ウィル・フェレル・・・・・・・・フランツ ゲイリー・ビーチ・・・・・・・・ロジャー ロジャー・バート・・・・・・・・カルメン ストーリー 最低のミュージカルをプロデュースせよ!?1959年のニューヨーク。落ちぶれた大物演劇プロデューサー、マックスの事務所に会計士のレオが訪れた。帳簿を調べたレオが、ショウがこけたほうがお金が儲かるという摩訶不思議な事実に気づいたことで、マックスのやる気が充満。レオを巻き込み、大金をせしめようと、初日=楽日を目指す史上最低のミュージカルのプロデュースが始まった!そしてまたとない史上最低の脚本「春の日のヒトラー」が見つかる。 ~~~~~~~~~~~ もともとは、メル・ブルックス脚本の同名映画(1968) それを2001年ブロードウェイで上映し、トニー賞を総なめした。 そして、今回ミュージカルの映画化というかたちでリメイク。 1959年のN・Yだというのも、ポイントかなあ。 べたな笑いがいっぱいのテンション高いコメディミュージカル。 気楽に見るに限る。 そして、テンション高くついていこう~。 「ナチス」「ゲイ」「ばあちゃん達」を笑い飛ばしている。 ちょっぴりお下品(笑) そして、それぞれ芸達者たちの芸を見るのが一番面白いと思う。 オリジナルのブロードウェイに出演していたネイサン・レイン&マシュー・ブロデリックのコンビ。 また同じくオリジナルに出演していたのゲイの振付師ロジャーとカルメンに扮する、ゲイリー・ビーチ&ロジャー・バートのコンビ。 さすがに、舞台で息のあったところを演じていただけあって、この映画でもピッタリだ。 そこにユマ・サーマンとウィル・フェレルが加わっている。 マシューがあれほど歌えるとはしらなんだ。 そして彼のキャラが、おかしいもんね。 毛布が手放せないライナスのように、青い毛布を肌身離さずもっていて、時々ヒステリーを起こす。 人が良くて小心者といういつもの彼のキャラに、更にドタバタをくっつけなかなかいいキャラになっている。 ネイサン・レインはもちろん歌はうまいし、顔芸ありだ(彼の眉毛はもう芸そのもの(笑)) 例えて良いのか悪いのかわからないけど伊東四朗みたいなもんかしらね。 安心してべたな笑いを見ていられる。 留置所に入って、一人でいままでの事を振り返るところがあるんだけど、あそこは面白かったなあ。 マシュー、フィル、ゲイリーなどの真似するんだけど、いままでをいっぺんに復習させてもらえて、更にそれがうまいんだもの。 このふたりに絡む、ユマ・サーマン。 最初はニコール・キッドマンがキャスティングされていたんですって? うん、私は、ニコールよりはユマ・サーマンでよかったかなと思うなあ。 多分このユマの演じるウーラというスウェーデンから来た女優の卵は、ナイスなバディだけでおつむの方はチョイ弱いという設定なのだと思うのだ。 ニコールではこのお馬鹿さが、ユマよりは出ないような気がするのね。 ただ、欲を言えばユマも、もっとお馬鹿でセクシーにに演じてほしかったかも。 とはいえ、彼女の魅力的なおみ足が見られるし、腰振りもあるのよね。 ふたりの男性の間にニョキッと立つ大女という感じになっているのも、コメディですなあ。 マシューを抱え込むと、ちょうど胸のあたりに押し込む形で笑っちゃう。 そういう事で、ユマもがんばっていると思うのですよ。 そしてウィル・フェレル。 「奥さまは魔女」では引きましたというか、ベタだわ~~って思った。 ここではそれが気にならなかった。 ああやっていろんな人とコメディをやると、彼っていいんじゃないんだろうか。 つまり、私は彼の主役の映画は駄目って事になるかな(笑) あくまで私的感想なんだけどね。 とにかく、鉄兜かぶってヒトラーを崇拝し平和の象徴ハトをこよなく愛すフランツ、おもしろかった。 ゲイのカップル、ロジャーとカルメン。 これまたべたなゲイなんだけど、そこが面白くてね。 特にロジャーがヒトラー役になっちゃうところは、笑えるね~~。 これは大こけするだろうともくろんでいる演目「春の日のヒトラー」での事。 こんな風に、芸達者な彼らで楽しませてくれる。 ブロードウェイの華やかな舞台が、そのまんま映画になったという贅沢さは味わえると思う。 もっと語学が堪能ならば、フランツのドイツなまりであるとかウーラのスウェーデン語であるとか、警官のアイリッシュであるとかの面白みがもっと分かるんだろうと思う。 あくまでブロードウェイのミュージカルって事かもしれないなあ。 そうそう、このべたな笑いというのは「THE 有頂天ホテル」に似ているような気がする。 そんなわけで、気楽にこのコメディのテンションに乗っかって楽しむ映画だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[~2006年 映画・コメディ] カテゴリの最新記事
|
|