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テーマ:DVD映画鑑賞(13599)
カテゴリ:2008洋画
今日は映画の日だったのですねえ。1日ですもんね。すっかり忘れていました~~惜しい!
さて、DVDもたまっているのでさくさくと感想を書いておきたいと思っています。 ☆ヴィーナス☆(2006) ロジャー・ミッシェル監督 ピーター・オトゥール ジョディ・ウィテカー ヴァネッサ・レッドグレーヴ ストーリー かつて数多の女性たちと浮き名を流したベテラン俳優のモーリスも老境に入り、今では端役の仕事を細々と続ける一人暮らしの孤独な身の上だ。そんなたそがれ気味の日々に、親友イアンの年若い姪ジェシーが出現し久々にときめきを覚える。粗野で非常識な姪を持て余していたイアンを尻目に、女心の専門家を自負するモーリスは俄然張り切ってジェシーに近づき、モデルになりたいという彼女のために仕事を紹介するのだが…。 ピーター・オトゥールはこの作品でアカデミー賞にノミネートされたんでしたね~。 受賞できなかったのは残念ですが・・・ 先日見た「最高の人生の見つけ方」とはまた違った人生の最終期の迎え方を見せてくれていると思う。 随所に笑えるところもあるんだけどねえ(笑) 描写はコメディっぽく、ピーターが若い女に入れ込んでしまう様を見せているが、そこには老いることを情け容赦なく見せていると思う。 でも、老いるということをまざまさと見せつつ、最後まで『愛』を求めるのを肯定しているよね。 それっていいと思うな~。 というか、年をとっても人は変わらないんだもん。 形はいろいろだけど『愛したり愛されたり』することが、とても大事。 このピーター演じるモーリスは、幸せだよね。 まあね、かなりのエロジジイなんです(笑) あの名優、ピーター・オトゥールがですよ! アラビアのロレンスのピーター・オトゥールがです~~!♪ (老いてもイケメンは変わりませんけどね。) このヴァレリーという若い女の子も、実のところそんなにヴィーナスといわれるほど神秘的に美しいわけじゃないのよね。 ただ彼も言っているけどヴィーナスというのは男性にとってとにかくシンボルなんだと思うわけ。 彼が見つけたヴィーナスことヴァレリーちゃんは、田舎から出てきた跳ね返りの現代っ子で、加齢臭漂う(たぶん?)見たこともない伯父さんの面倒なんて見る気もなかったわけ。 もちろん伯父さんが心優しい若い娘が来て至れり尽くせり家政婦のように面倒見てもらおうなんて思っていることもまた、間違っていたわけだけど。 そこで、伯父さんは友人であるモーリスに泣きついたのだ。 しかし、モーリスは何がよかったのかこの厚化粧で無愛想なヴァレリーをいたく気に入ってしまった。 彼が見つけたヴィーナスにせまる、せまる~~^^) もしかすると現代版『マイ・フェア・レディ』のようになるのかなんて思うところもあるね。 彼がこのヴィーナスにあれこれ教えてあげることもあるしね。 だが、ヴィーナスにいい顔しようとして服を買ってあげようとしたら、持ち金がなくて『恥をかかされた!』とヴィーナスにののしられたりするのは『マイ・フェア・レディ』のようにはいかないところね(T△T) とはいえ、たとえ口の悪いヴィーナスに、けちょんけちょんにけなされようとも彼の情熱は冷めず全く懲りないモーリス。 先ほど、そんなに美人じゃないヴァレリーと書いたけれども、彼女が厚化粧を落として普通の顔になると可愛いのね^^) 演じているジョディ・ウィッテカーに注目ですね。 後半のヴィーナスに、ホッとさせられる。 そして、彼女もモーリスに癒されていたことがよくわかる。 自分のことをここまで関心を持って大事にしてくれる人はいなかったのだから。 そんな幸せな気持ちをヴァレリーに与えることができたモーリスってステキだよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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