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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:2009洋画
昨日稲垣吾郎が今月の映画の評価をしてましたね。
1位に「チェンジリング」をあげていました。 私も納得。 2位に「ベンジャミン・バトン」。そうね~、これも納得。 1位よりは淡々としている分、2位になっちゃうかと。 夫婦対決ではアンジーの勝ちって感じがするなあ。 アカデミー賞はどうなるか、楽しみだね^^) あ、ちなみに最下位に「7つの贈り物」でしたよね。 これまた、納得。 たぶん映画館でこのウィル・スミスの映画は見ないだろうと私も思うのでね。 さて、この「チェンジリング」はイーストウッド監督の骨太な作品をまたもや見たという感じでした。 でも、イーストウッド監督の作品って重くてねえ~~、見に行くのも重い腰をあげてという感じ。 予告編を見ただけで「う~~ん~~、見るのが苦しい~~」と思ってしまうでしょ。 でも、見始めるとのめりこんじゃうんだよね。うまいよねえ。 「ミスティック・リバー」も「ミリオンダラー・ベイビー」、「硫黄島からの手紙」もそうだったものねえ。 ☆チェンジリング☆(2008) クリント・イーストウッド監督 アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコヴィッチ ジェフリー・ドノヴァン コルム・フィオール エイミー・ライアン ジェイソン・バトラー・ハーナー マイケル・ケリー ストーリー 1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。そんな彼女はある日、休暇を返上してウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目に。やがて夕方、彼女が急いで帰宅すると、ウォルターは忽然と姿を消していた。警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方、自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間がただ過ぎていくばかり。それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。そして、ロス市警の大仰な演出によって報道陣も集まる中、再会の喜びを噛みしめながら列車で帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く見知らぬ少年だった…。 ~~~~~~~~~~~ 予告編を見ると母親の姿が印象に残り「母」の印象が強いんだけど、この映画はミステリーなんだよねえ。 この母親の思いの強さがメインになっているが、ロス警察内部の腐敗、さらに少年誘拐事件の顛末をそこにうまく絡めているのだ。 実際に起きた事件だということなのだそうだけど、うまくエンターメントに仕上げてあるよねえ。 母親が息子を思うシーンがとにかく前面に出ているので、「あ~~重そうな映画だなあ」と思っていた。 でも、アンジーの演技はすばらしかったし、重い事は重いんだけどぐっとひきこまれてしまった。 そして、泣かされてしまうのだ(ノ_・、)シクシク 本物の息子はどこに行っちゃったの?と言う疑問が常に頭の片隅に引っ掛かっているんだけど、なかなかその話にはいかないのよね。 それよりもアンジーに次々と苦難が襲い、それに対して自分のことのように怒り、おびえるのだ。 当時のロス市警の腐敗しきった様子に、こんな権力を持った組織が自分の都合のよいように動いたら、一般市民なんてあっという間にひねりつぶされてしまうと恐ろしくなる。 そして、このアンジーの相手をする警部(ジェフリー・ドノヴァン)がまたイヤ~~なやつでねえ。 徹底しているのよね、それが。 思い出しても憎たらしい~~(≧ヘ≦) ! 見事に「にくまれ役」を演じたジェフリー・ドノヴァンってすごいかもって思う。 また精神病棟での恐ろしさ(>_< ) 正常か正常ではないという判断は、なんと簡単に作られてしまうことか。 ここでも、精神病院の医師とか看護婦とか、まあホントに憎たらしいんだよねえ。 特に反抗的な患者に対して電気を流す処置が行われるんだけど、その場にいる看護婦が怖い。 彼女は特別セリフのある役ではないんだけど、すごい印象に残るのだ。 その、処置をするときの無表情の顔とかがね~~。 そう、この病棟でアンジーにアドバイスする女性患者役をエイミー・ライアンが出ている。 先日DVDで見た「ゴーン・ベイビー・ゴーン」で、無責任な母親役を演じていた彼女だよね…まったく違う顔でびっくりしちゃった。 やっと息子の話に行くのは後半になる。 少年誘拐事件が絡んでくるんだけどね。 それは映画を見てもらった方がいいと思うので書かないが。 ゴードン・ノースコット役のジェイソン・バトラー・ハーナーはかなり印象に残るね。 見たことのない俳優さんだったけど~~。 少年たちが語る「真実を言えない気持ち」 「本当の事を言い出せない」って、そういうことで悩み苦しんで言えなくなるんだなと改めて思った。 子供ならではの恐怖心で言い出せなかった真実ってあるんだよね。 しかし、残された母親や家族にとっては何としても「知りたい真実」なのだ。 アンジーのラストの「希望」と言うセリフが、心に残る。 母親の強さ、願いの強さが伝わってくる。 さて、主役のアンジーだが、この役のために痩せたのかなあ。 すごい痩せていたよ。 もちろん悩み苦しむ母親の役だからねえ。 眼だけぎょろぎょろとしたアンジー(当時のメイクは目をかなり強調するから余計にね)は、ちょっと見ただけではアンジーだとわからないよね~~。 すごいもんだと、改めて思う。 これは旦那のブラピには申し訳ないけど、アンジーの方が一枚上手だわ(笑) 特殊メイクではないしね~^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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